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トランセンド1強ムードのフェブラリーS。まずは前走JCダート組から。
JBCクラシックではスマートファルコンに敗れはしたものの、見事に巻き返しJCダート連覇を果たした。
JBCでは2番手からのレースだったが、外枠からやや強引ながらも先手を奪えたことが勝因。
前半1000m1.00.9の平均ペースで進め4角では後続を突き放し勝負あり。
2着に2馬身差をつける完勝で勝負付けは済んだ。
不安があるとすれば先手が取れなかったケース。出走してくればトウショウフリークあたりがハナを奪う可能性もあり、ペースをかき乱されると最後の踏ん張りが効かない場面も想定できる。
それでもよほどのことが無い限りは大崩れはないはずだ。ドバイを睨んだ仕上げであることは間違いが今回も主役の座は譲れない。
2着のワンダーアキュートは若干太めながらメンバー唯一の上がり3F36秒台で追い込んだ。
暮れの東京大賞典でもスマートファルコンとハナ差の接戦を演じており、展開さえ向けばG1に手が届く力をつけた。JCダートは先行馬有利の展開ながら追い込んでエスポワールシチーを交わしており、武蔵野Sを制した実績ある東京コースに替わって、さらなる前進があるはず。トランセンドがハイペースで飛ばせば頭まで期待したい。
3着エスポワールシチーはトランセンドを見る形で進めたが、逆に直線は離されてしまった。メンバー的に負けられなかったはずの平安Sでも好位からのレースで伸びあぐね2着に敗退しており、7歳を迎え全盛期の力を期待するのは酷。
大崩れはなくとも頭までは厳しい。
平安Sでエスポワールシチーを抑えて押し切ったのがヒラボクキング。早め早めの積極策で断然人気のエスポワールシチーを押さえ込んだ。エスポワールシチーに勢いがなかったとはいえ、1馬身半差をつける完勝だった。
しかし、脚抜きがいい馬場状態で、さらに2kg斤量の恩恵があったことを考慮すると、同斤量となる今回は分が悪い。
もう1つの前哨戦根岸Sはシルクフォーチュンが後方から直線一気で差し切った。
前半3F35.3秒の平均ペースで逃げたタイセイレジェンドが4着、3番手のトウショウカズンが2着に残っている展開の中、唯一上がり3F34秒台の末脚で豪快に差し切った内容は評価できる。
1400mベストなだけに1Fの距離延長がかぎとなるが、平均以上のペースで流れることが予想されるフェブラリーSにおいて、押え程度の評価はしておきたい。
トウショウカズンは展開が向いた感がある。
テスタマッタも中団からよく伸びてはいるもののG1の壁は厚く、好メンバーが揃う今回は軽視したい。
一方5着のダノンカモンは勝ちきれない競馬が続く。しかし根岸Sではやや窮屈なレースであったため力を出し切っていないのも事実。勝ち馬と同等の評価はしておきたい。
毎年芝路線からの参戦馬がいるが今年はグランプリボス、スマイルジャックが出走する。
グランプリボスは昨年のNHKマイルC以来勝利から遠ざかっているが、暮れの阪神Cで2着に入り復調の兆しは見せている。
ただし、初ダートで強豪相手と、例年のごとく人気先行のパターンであり今回は高い評価はできない。
またスマイルジャックは7歳にして初ダートと上がり目はなく、厳しいレースになる。
人気だが、乱ペースにさえならなければトランセンドの連覇の可能性が高い。
以下人気でもワンダーアキュート、シルクフォーチュン、ダノンカモン、エスポワールシチー、テスタマッタ。