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好調ﾃﾞｨｰﾌﾟｲﾝﾊﾟｸﾄ産駒が大挙出走だが、ﾍﾞｽﾄﾃﾞｨｰﾙは体調が整わず残念ながら回避となってしまった。
人気は2連勝でﾗｼﾞｵNIKKEI杯2歳Sを勝ったｱﾀﾞﾑｽﾋﾟｰｸ。
その前走は前半1,000m1.02．1のｽﾛｰﾍﾟｰｽ。道中内々の好位をﾛｽ無く追走し直線は馬場の良いところに持ち出しての快勝。競馬ｾﾝｽの高いところを見せたが、鞍上の好ﾌﾟﾚｰも光る一戦だった。1馬身半という着差ほど抜けているとは感じないが、2着以下に下したｺﾞｰﾙﾄﾞｼｯﾌﾟ、ｸﾞﾗﾝﾃﾞｯﾂｧも実力馬であり必要以上に評価を落とす必要も無い。仕上がりがやや不安だが、内枠を引ければそれなりに高い評価が必要。
4着に敗れたﾄﾘｯﾌﾟは逆にちぐはぐなﾚｰｽとなってしまった。道中外目の進路でじっとしていられなかった分、最後の伸びを欠いた。それでも期待ほどの走りではなかったが、2戦目の京都2歳Sくらいｽﾑｰｽﾞな走りができれば馬券圏内までは可能性があると見ている。
京成杯を強い内容で勝ったﾍﾞｽﾄﾃﾞｨｰﾙは回避。4着のｱｰﾃﾞﾝﾄが出走する。ﾀｲﾑ差こそ0.3秒だが、勝ち馬を見るような形で理想的な展開ながら逆に突き放されたあたり、重賞ではまだ荷が重い。藤田騎手が騎乗するということで、先手を取って脚をためることができれば可能性が出てくるが、高い評価はできない。
福寿草特別を勝って出走するｻｲﾚﾝﾄｻﾀﾃﾞｰ。4着に退けたﾋｽﾄﾘｶﾙがきさらぎ賞で2着にきており、ﾒﾝﾊﾞｰに恵まれたということでもないが、前半1,000m1.02．9のｽﾛｰに落とし上がり3F34.1秒でまとめた鞍上の好騎乗による要素も大きい。前走同様ｽﾛｰのﾏｲﾍﾟｰｽに持ち込めれば可能性が残るが、同型馬が数頭見られる今回は楽な展開も考えにくく、過大な評価は禁物と見ている。
同じく先手を取りたいのが寒竹賞を逃げ切ったﾒｲｼｮｳｶﾄﾞﾏﾂ。当ｻｲﾄでは同じ逃げ脚質でも時計面の裏付けのあるﾒｲｼｮｳｶﾄﾞﾏﾂの方を上に見ている。ｽﾑｰｽﾞに先手が取れれば上位争いしてもおかしくない。
そのﾚｰｽで2着だったのがｼﾞｮﾝｸﾞﾙｰﾙ。中団からのﾚｰｽで展開が向かなかったがそれでも2馬身半の差は大きい。
前走の条件戦こそ鋭い末脚で3馬身差の快勝だったが、相手も弱く評価がしづらいところ。前走の勝ち方や血統的に過剰に人気を集めそうな今回は印を下げたい。
父ｽﾃｲｺﾞｰﾙﾄﾞのﾌｪﾉｰﾒﾉも条件戦を勝っての出走。平均ﾍﾟｰｽの好位を追走し、上がり34.6秒を使い2着ｽﾋﾟﾙﾊﾞｰｸﾞに2馬身差をつけての完勝。下したｽﾋﾟﾙﾊﾞｰｸﾞ、ｽﾄﾛｰﾊｯﾄはその後の共同通信杯で3，4着に好走しており、ﾌｪﾉｰﾒﾉの力がここでも通用する可能性は高い。
もう1頭、朝日杯FS7着のｸﾗﾚﾝﾄ。ここ2戦はｽﾑｰｽﾞさを欠く競馬で大敗が続いたが、ﾃﾞﾋﾞｭｰ2戦目でﾃﾞｲﾘｰ杯2歳Sを勝った素質馬。巻き返しがあってもおかしくはない。