週刊あの馬は今!?


第121回メジロランバダ
■牝 1993/4/8生れ
■血統
父テリオス
母メジロマーリン(モガミ)
池江泰朗厩舎

■戦績
96年3月:新馬戦/藤田/1着
96年10月:500万下/福永/2着
96年11月:500万下/福永/1着
96年11月:ゴールデンブーツT/ベイリー/1着
96年12月:オリオンS/武豊/1着
97年1月:日経新春杯/武豊/1着
97年3月:阪神大賞典/武豊/4着
97年4月:天皇賞・春/熊沢/9着
97年10月:カシオペアS/熊沢/2着
97年11月:エリザベス女王杯/熊沢/8着
97年12月:ディセンバーS/ロバーツ/3着
98年1月:京都金杯/福永/8着
98年2月:TCK女王盃/福永/3着
98年3月:中山牝馬S/横山典/1着
98年4月:マリーンC/横山典/2着
98年5月:アンタレスS/熊沢/16着
98年6月:マーメイドS/熊沢/4着
98年7月:エンプレス杯/武豊/2着
98年8月:小倉記念/熊沢/9着
98年9月:スパーキングレディーC/熊沢/8着
98年10月:嵐山S/四位/3着
98年11月:エリザベス女王杯/高橋亮/10着

通算22戦6勝(重賞2勝)

※馬齢は旧表記です。

きょうだいに目立った活躍馬はいないが、母の全姉に牝馬3冠のメジロラモーヌがいる血統。

デビューは遅く4歳3月の阪神ダート1800m戦。藤田騎手鞍上で7番人気と評価は低かったが後方から直線一気に伸び、2着ゲイリールシアンに3馬身半差をつけ圧勝した。

デビュー戦を圧勝するも約半年の休養が入り、2戦目は10月の500万下。デビュー戦同様ダート1800mの条件だったが2番手から前を捕らえ切れず2着。
それでも中1週で挑んだ次走を逃げ切って2勝目を挙げた。

デビューから3戦ダートを使われたが、4戦目からは芝のレースへ。
初芝となった900万特別・ゴールデンブーツTはベイリー騎手とのコンビで3番人気。好位から直線抜け出すと、2着ダンツサイレンスに2馬身差をつけ優勝。3勝目を挙げた。

準OPに昇級すると、武豊騎手との新コンビでオリオンS(芝2500)に出走。1番人気に支持された。
3,4番手にとりつくと直線もよく伸び、2着ハイトランプに2馬身半差をつけ優勝。
復帰2戦目から3連勝を飾り5戦4勝として4歳シーズンを終えた。

年が明けて5歳となったメジロランバダ。初戦はハンデG2・日経新春杯となった。
マルカダイシス、オースミベストら牡馬が相手となったが単勝1.9倍の圧倒的1番人気に支持された。
スタートよく先団に取りつくと直線は満を持して追い出され、上がり3Fメンバー最速となる34.9秒でまとめ2着イブキタモンヤグラに2馬身差をつけ優勝。4連勝で重賞初制覇を飾った。

その後は天皇賞・春を目標に阪神大賞典へ向かった。
マヤノトップガンが1.9倍の1番人気で、メジロランバダは牝馬ながら2.3倍の2番人気と差のない支持を集めた。
しかしレースではいつも通り中団に取りつくも一気に強化された相手に苦戦。マヤノトップガンが早め先頭から悠々1着でゴール。メジロランバダはそこから0.7秒離された4着に敗れた。

その後は予定通り天皇賞・春へ向かったが、マヤノトップガン、サクラローレル、マーベラスサンデーの3強をはじめ牡馬一線級相手に歯が立たず9着に終わった。

その後は休養に入り秋はカシオペアSで復帰。ユウトウセイの2着に入りまずまずのスタートを切ると、次走のエリザベス女王杯ではダンスパートナーに次ぐ2番人気に支持された。
中団に待機し直線を向いたがもう一つ伸びを欠き勝ち馬エリモシックから0.4秒差の8着に敗れた。

次走ディセンバーSは1.7倍の圧倒的1番人気だったがインターユニークの3着に敗れ5歳シーズンは終了した。

翌6歳シーズンは京都金杯で始動。4番人気8着に敗れると、その後はデビュー3戦以来のダートとなる大井の交流重賞・TCK女王盃へ出走。1番人気で上がり3F最速で前に迫ったが道中の位置取りが悪く勝ち馬トミケンクインから0.2秒差の3着に惜敗した。

次走芝に戻った中山牝馬Sは横山典騎手との新コンビで3番人気。中団から直線よく伸びると、先行したランフォザドリーム、クロカミらを差し切って優勝。日経新春杯以来となる重賞2勝目を挙げた。

その後もダート、芝を問わず使われる。
交流重賞マリーンCでエフテーサッチのハナ差2着と好走すると次走のアンタレスSでは2番人気に支持された。
しかしレースは先団に取りつくも、4角からずるずると後退。まったくいいところなく最下位16着に敗れた。

再度芝に戻ったマーメイドSで4着に入ると、次走エンプレス杯では武豊騎手とのコンビで1番人気。好位から直線伸びたがシルクフェニックスに1馬身差競り負け2着。

夏場もそのまま続戦するも小倉記念9着、スパーキングレディーC8着、OP特別嵐山Sを3着と勝ち切れず、ラストランとなったエリザベス女王杯10着を最後に現役を引退した。

■引退後
引退後は繁殖入り。
母系はメジロラモーヌのいる血統で、父テリオスは英国産馬でアイルランドで走り8戦1勝。良血がかわれ種牡馬入りしたがメジロランバダ以外には目立った活躍馬は出せていない。

初年度はラムタラをつけられるも流産、2年目はメジロマックイーンが選ばれるも不受胎と産駒は生まれなかったが、3年目、父メジロライアンの牝馬が生まれた。メジロラガマフィンと名付けられた牝馬は2勝を挙げた。
その後も産駒は誕生したが、2番仔メジロマシューズ(父ステイゴールド)が2勝したのみに留まっている。

未デビューの産駒は2011年産が父メジロベイリーの牝馬がおり、現在は2010年キングジョージ覇者ハービンジャーの仔を受胎している。

2013.1.8
>>今週の重賞最終情報
>>KEIBA CAFE TOP