競馬情報ニュース2015/9/8

今週の重賞予想

  • ★今週から秋競馬。中山競馬場では京成はAHが行われる。

    京成杯AHといえば?

    京成杯AHと言えばマイル戦、マイル戦と言えば藤沢和雄厩舎、藤沢和雄厩舎と言えば岡部幸雄。ということで筆者は岡部騎手を背に1997年の京王杯AHを勝ったクロカミを思い出した。
    しかし、調べてみるとクロカミは藤沢厩舎ではなく松山康久厩舎所属だった。藤沢厩舎っぽいと思っているのは私だけ?
    ちなみにクロカミが勝った1997年までは京王杯オータムハンデキャップだったが、翌年から京成杯オータムハンデキャップへと名称が変更された。

    個人的に好きな馬だったダンディコマンドが圧倒的1番人気でクロカミは2番人気だった。2連勝中だったダンディコマンドがどんな逃げを見せてどんな勝ち方をするのか、そんな思いでレースを見ていた。
    しかしその本命馬は逃げることもできずに、好位を奪った岡部騎手騎乗のクロカミが押し切って優勝した。
    後から思えばダンディコマンドが負ける可能性は高かった。骨折明けで1200mの900万下を勝つと、続く北九州記念(当時は1800m)を連闘で勝利。京王杯AHはそれ以来の実戦だった。使い方に問題があった気がしてならない。

    それはそうとしてクロカミ

    クロカミも個性的な馬だったように思う。父カーリアンの○外で、4歳(旧表記)2月と遅めのデビュー戦を快勝した。勝ち切れないが大負けもしないため常に支持率は高く重賞初挑戦となる5歳時の中山牝馬Sまで9度1番人気の支持を得ていた。当時の岡部騎手は武豊騎手と同じく過剰人気していたようにも感じる。
    クロカミはとても堅実な馬で23戦して掲示板を外したのは4度のみだった。OP特別2勝、G3・2勝とバリバリのオープン馬でありながらG1出走はゼロ。この辺も藤沢厩舎っぽいと感じる理由の一つかもしれない。
    クロカミは京王杯AHを勝った後も府中牝馬Sも勝ち重賞連勝を果たしている。

    今年は3頭の牝馬が登録しているが、個人的に注目しているのは3歳牝馬アルビアーノ。父Harlan'sHolidayの○外だ。
    年明けのデビュー戦から500万下、G3・フラワーCと3連勝。牡馬相手のNHKマイルCでもクラリティスカイから1馬身差の2着に食い込んだ。前走は初ダートとなった関東オークスで4着に終わったが、実績のある芝マイル戦で巻き返しを期す。
    先週の新潟記念でマイルC3着のミュゼスルタンが16着、4着のアヴニールマルシェが15着と大負けしているのが気がかりだが、この一戦でマイル戦における古馬と3歳馬との力関係が測れそうだ。
    大きく賭けるにはリスクもあるが、可能性のある3歳馬に期待したい。

今週のマル秘予想