週刊あの馬は今!?


第1回:オンファイア
■牡 2003/3/26生れ
■血統
父サンデーサイレンス
母ウインドインハーヘア
兄弟
ディープインパクト(クラシック3冠などG1・7勝)
ブラックタイド(スプリングS)
レディブロンド(デビュー5連勝後のG1・スプリンターズS4着など)
ニュービギニング(デビュー2連勝でホープフルS勝ち)
■戦績
05年9月東京新馬戦:3着
05年10月東京未勝利戦:1着
05年11月東京スポーツ杯2歳S(G3):3着。
デビュー2戦目で勝ち上がると、3戦目では重賞に挑戦。フサイチリシャールに次ぐ2番人気に推される。レースは先手を取った後の2歳チャンピオン、フサイチリシャールがそのまま逃げ切り。2着には2番手を追走した後のダービー馬メイショウサムソン。2頭の後のG1馬を相手にオンファイアは上がり最速の33.7秒を使い3着に食い込んだ。
血統的背景からその後の活躍が期待されたが、屈腱炎を発症。長期休養も回復ならず、そのまま現役引退、種牡馬入りとなった。
07年より種牡馬として供用開始。2010年の今年、産駒がデビューする。
■種牡馬現況
08年度種付け頭数:117頭
08年度FEE:30万円(受胎条件)
09年度種付け頭数:56頭
09年度FEE:30万円(受胎条件)
10年度FEE:20万円(受胎条件)
09年度1歳セール取引成績
上場頭数:32頭
落札頭数:15頭
売却率:47%
今年から産駒がデビューするが、153頭の種付けに対して、血統登録は77頭と少ない。牝馬ながら51戦を戦い鉄の女との異名をとったイクノディクタスやケープリズバーンの母グリーンポーラといった実績馬にも種付けをされたが、いずれも不受胎。そのため、これといった血統馬はいないが、01年大阪杯を制したトーホウドリームの半弟となるサクラササヤキの08、97年皐月賞2着のシルクライトニングの半弟となるミスピーチらが注目を集める。

エリシオやファルブラヴの父として有名なFearyKing。日本でも高松宮記念を制したシンコウキングの父として知られる。同馬は競走成績は1戦0勝ながら、サドラーズウェルズの全弟という血統背景から種牡馬入りし、成功した。こういったケースは稀だが、ぜひ少ないチャンスをものにして種牡馬として活躍してほしいものである。