ｸﾞﾙｳﾞｪｲｸﾞ

牝･黒鹿毛
2008年5月11日生まれ
父ﾃﾞｨｰﾌﾟｲﾝﾊﾟｸﾄ
母ｴｱｸﾞﾙｰｳﾞ(父ﾄﾆｰﾋﾞﾝ)
栗東･角居厩舎

母はｵｰｸｽ、天皇賞・秋など重賞7勝を挙げた女傑。母としても優秀で、ﾃﾞﾋﾞｭｰした子はすべて3勝以上を挙げている。ｸﾞﾙｳﾞｪｲｸﾞの半姉はｱﾄﾞﾏｲﾔｸﾞﾙｰｳﾞ（ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ女王杯・2勝など）、ｲﾝﾄｩｻﾞｸﾞﾙｰｳﾞ、ﾎﾟﾙﾄﾌｨｰﾉ。半兄はﾙｰﾗｰｼｯﾌﾟ（鳴尾記念）、ﾌｫｹﾞｯﾀﾌﾞﾙ（ｽﾃｲﾔｰｽﾞSなど）、ｻﾞｻﾝﾃﾞｰﾌｻｲﾁ、ｻﾑﾗｲﾊｰﾄと活躍馬がずらり。

生まれる前から、高い注目を集めていた同馬は阪神最終週、芝のﾏｲﾙ戦をﾙﾒｰﾙ騎手を背にﾃﾞﾋﾞｭｰした。
馬体重は444ｷﾛと小柄ながら、単勝1.5倍の断然人気を集め出走。好ｽﾀｰﾄを切ると、4番手を無理なく追走。最終ｺｰﾅｰで内へ潜り込むと、直線は前を行く馬の間を割るように伸びる。逃げたﾃﾞｳｽｳﾙﾄも脚色が衰えずしぶとく残るが、最後の100mでもう一伸びし、半馬身差捕らえたところがｺﾞｰﾙだった。
勝ちﾀｲﾑ1.36.3、上がり3F34.5。時計は標準ながら、最後の3Fすべて11秒台と、逃げ馬が残る展開を、力でねじ伏せた勝負根性は一級品。
かかるところがなく、距離は融通が利きそうだ。
思ったよりも弾けなかった印象もあるが、一度使われた次走に注目したい。