ﾏﾙｾﾘｰﾅ

牝･鹿毛
2008年2月17日生まれ
父ﾃﾞｨｰﾌﾟｲﾝﾊﾟｸﾄ
母ﾏﾙﾊﾞｲﾕ(父Marju)
栗東･松田博厩舎

母ﾏﾙﾊﾞｲﾕは仏G1・ｱｽﾀﾙﾃ賞の勝ち馬で11勝を挙げた名牝、父は好調ﾃﾞｨｰﾌﾟｲﾝﾊﾟｸﾄという良血馬。

阪神芝1600m戦でのﾃﾞﾋﾞｭｰ。鞍上は安藤勝騎手。
ｽﾀｰﾄを五分に出ると、道中は中団外目を追走。最初少しだけ行きたがるようにも見えたが、すぐに折り合う。ｽﾛｰﾍﾟｰｽだったが4角で徐々に差を詰めると、前を行くもう1頭の人気馬ｱｲｱﾑｱｸﾄﾚｽを直後に見る形。
直線中頃まではｱｲｱﾑｱｸﾄﾚｽの手応えも良く見える。脚色は同じように映ったが、直線半ばを過ぎると、ﾏﾙｾﾘｰﾅが一気に加速。ｺﾞｰﾙ前で抜け出すと、ｱｲｱﾑｱｸﾄﾚｽに1.1/4馬身差をつけてｺﾞｰﾙ。
差を詰めるまではややもたもたした印象もあったが、ﾍﾟｰｽが遅かっただけにある程度仕方のないところ。

全体時計1.36.8は平凡だが、ﾗｽﾄ3Fは33.9秒の脚を使えており、及第点。
2着馬も阪神牝馬Sを勝ったｱｲｱﾑｶﾐﾉﾏｺﾞの全妹と素質馬でもあり、その馬を1馬身以上ちぎった内容は評価できる。
初戦から100%仕上げることはしない松田博厩舎ということもあり、ここを使っての上積みも期待できる。
次走が試金石になるだろうが、現時点では、もう一段階切れ味がほしいところか。

なお、ﾏﾙｾﾘｰﾅの勝利でﾃﾞｨｰﾌﾟｲﾝﾊﾟｸﾄ産駒は11週連続での新馬勝ちという快挙。翌日にはｽﾏｰﾄﾛﾋﾞﾝがｴﾘｶ賞を制し、通算37勝と、2歳ﾘｰﾃﾞｨﾝｸﾞを独走している。