ｵﾙﾌｪｰｳﾞﾙ

牡・栗毛
2008年5月14日生まれ
父ｽﾃｲｺﾞｰﾙﾄﾞ
母ｵﾘｴﾝﾀﾙｱｰﾄ(父ﾒｼﾞﾛﾏｯｸｲｰﾝ)
全兄ﾄﾞﾘｰﾑｼﾞｬｰﾆｰ(有馬記念,宝塚記念,朝日杯FS)
半姉ｱﾙｽﾉｳﾞｧ(3戦2勝)
栗東・池江寿厩舎

G1･3勝馬ﾄﾞﾘｰﾑｼﾞｬｰﾆｰの全弟として注目を集め14日の新潟・芝1600mでﾃﾞﾋﾞｭｰ。兄同様新潟ﾃﾞﾋﾞｭｰとなった。
人気はｼｮｳﾅﾝﾊﾟﾙﾌｪに譲り2番人気。
中団からの競馬で道中は折り合いがつき、直線ｺﾞｰｻｲﾝが出るまでじっと我慢。馬ごみを苦にしない走りで、ここまではよかった。しかし、直線一気に抜け出すと、内へもたれる若さを見せ、内ﾗﾁ沿いまで切り込んでしまった。後ろに馬がいたら進路妨害でｱｳﾄになっていたことは間違いない。
ｺﾞｰﾙ後にはｼﾞｮｯｷｰを振り落とし、池添騎手は右手を踏まれ、3針縫うｱｸｼﾃﾞﾝﾄも。兄同様に左回りはもう一つなのか。
それでも上がり3Fは33.4秒の脚を使い2着馬に1馬身半の差をつける完勝と、力のあるところは十分に見せた。
兄ﾄﾞﾘｰﾑｼﾞｬｰﾆｰは新潟でﾃﾞﾋﾞｭｰし、朝日杯FSを勝つなど、2歳から活躍し、古馬になっても有馬記念、宝塚記念を制するなど、成長力のあるところを見せている。
1つ上の半兄ｼﾞｬﾎﾟﾆｽﾞﾑ（父ﾈｵﾕﾆｳﾞｧｰｽ）は血統背景から期待を背負うが、今のところ6戦していまだ勝ち星を挙げられずに期待を裏切っているだけにどちらへ転ぶかは気性面の成長がﾎﾟｲﾝﾄか。

この後は、新潟2歳Sには向かわず、一息入れて精神面の成長を待つことになっている。若さが快勝されればｸﾗｼｯｸ戦線でも主役を張れる1頭だ。