シンジケート

競走馬が引退して種牡馬入りする際、種付けの購買価格を株に分け、株主で共有すること。昔は種牡馬は個人で所有し、1回いくらで種付けするというのが一般的だった。単独では調達できない巨額の資金を集めやすく、リスクも分散できる。出資者は1株につき年1回、繁殖牝馬に無料で種付けができる。
ディープインパクトの例
■8500万円×60株  ディープインパクトの総額51億円の内訳は8500万円×60株。8500万円を支払って1株を購入すると、ディープインパクトが種牡馬生活を引退するまで1年に1頭の繁殖牝馬に種付けできる権利を持つことを意味する。また基本の600頭の牝馬の他に余勢種付けというものがあり、1回限りで種付け権利を売りに出すことで、得た利益はシンジケート会員に分配する。余勢種付けは人気種牡馬の場合、1年で100頭を超えることも珍しくない。この権利は1株の額の1/4前後が相場で、ディープインパクトの場合は3000万円程度の値がついても不思議ない。

日本の種牡馬シンジケート高額ベスト5
1.ディープインパクト
51億円
8500万円×60株
父サンデーサイレンス
05三冠などG1/5勝
2.ラムタラ
44億2800万円
1億800万円×41株
父ニジンスキー
95仏凱旋門賞などG1/3勝
3.ウォーエンブレム
30億円
5000万円×60株
父アワエンブレム
02米ケンタッキーダービーなどG1/3勝
4.サンデーサイレンス
25億5000万円
4250万円×60株
父ヘイロー
89米BCクラシックなどG1/6勝
5.キングカメハメハ
21億円
3500万円×60株
父キングマンボ
04日本ダービーなどG1/2勝

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