競馬情報ニュース2015/6/24

今週の重賞予想

  • ★今週末は春のグランプリ、宝塚記念(G1・芝2200)。武豊騎手は素質馬トーセンスターダム(牡4)で挑む。

    出展:sponichi.co.jp
    池江調教師も素質は一番と認めるトーセンスターダムが豪州遠征を経て力を付けてきた。緩さが抜けてパワーアップした相棒とともに武豊騎手が宝塚記念5勝目を狙う。

    宝塚記念は過去4勝!

    1989年のイナリワンで初勝利を挙げてから、93年メジロマックイーン、97年マーベラスサンデー、06年ディープインパクトと宝塚記念は4勝を挙げている武豊騎手。過去の全成績は以下の通り。

    馬名 人気 着順
    1988年 フレッシュボイス
    1989年 イナリワン
    1990年 シンウインド
    1991年 メジロマックイーン
    1992年 メイショウビトリア 10 12
    1993年 メジロマックイーン
    1994年 ベガ 13
    1996年 オースミタイクイーン 10
    1997年 マーベラスサンデー
    1998年 エアグルーヴ
    1999年 スペシャルウィーク
    2000年 ラスカルスズカ
    2003年 ダイタクバートラム
    2004年 リンカーン
    2005年 アドマイヤグルーヴ
    2006年 ディープインパクト
    2007年 ポップロック
    2008年 メイショウサムソン
    2009年 スマートギア
    2011年 ビートブラック 12 11
    2013年 トーセンラー
    2014年 ヒットザターゲット 12


    人気馬に乗っているというのもあるが4勝2着3回、3着3回の好成績を収めている。
    怪我による離脱もあるが、春のグランプリに途中5回乗っていない年があるのは意外。

    勝ったレースをプレイバック

    ▼1989年 イナリワン
    初めて宝塚記念を勝ったのがこの年。前年のフレッシュボイスが初騎乗だったので2度目の挑戦での優勝となる。
    地方から中央へ移籍したイナリワンは、すばるS、阪神大賞典と負けが続いたが、はじめて武豊騎手とコンビを組んだ天皇賞・春で5馬身差の圧勝。続いて挑んだ宝塚記念では早め先頭の競馬で追い込んだフレッシュボイスをクビ差退けての勝利だった。

    ▼1993年 メジロマックイーン
    2度目のVはその4年後。名ステイヤーメジロマックイーンに騎乗してのものだった。
    その2年前にも同馬に乗り1番人気で出走したが、その時は同馬主メジロライアンの2着に敗れていた。

    ▼1997年 マーベラスサンデー
    3度目のVはさらにその4年後。遅咲きの逸材マーベラスサンデーとのコンビだった。
    遅めのデビューから連勝を重ね4歳で重賞4連勝するも、天皇賞・秋4着、有馬記念2着、天皇賞・春3着とG1ではマヤノトップガン、サクラローレル、バブルガムフェローといった古馬の層の厚さに跳ね返されていた。
    そんな中、この年の宝塚記念はチャンスだった。2番人気が距離に不安の残るタイキブリザード、3番人気が馬体重減少が激しかったバブルガムフェローと相手が手薄だったのだ。
    1番人気に推されたマーベラスサンデーはじっくりと脚を溜め直線バブルガムフェローとの競り合いをクビ差制して優勝した。
    マーベラスサンデーはその後骨折が判明したが、デビューから引退まですべてのレースで武豊騎手が手綱をとった名コンビだった。

    ▼2006年 ディープインパクト
    つい先日のようで、もう9年も前になるディープインパクトでのV。単勝1.1倍、圧倒的1番人気だった。雨の稍重馬場もものともせずに4馬身差の圧勝劇を飾り、その後はフランス凱旋門賞へと挑戦した。
    こちらもすべてのレースで武豊騎手が手綱をとった名馬。10回走って10回勝つような圧倒的内容であった。

    そして今年コンビを組むのははトーセンスターダム。絶好調であった豪州遠征時には及ばないというものの1週前追い切りは抜群だった。海外でもまれた経験を糧にセレクトセール2億5000万円の良血馬がG1初制覇を狙う。

今週のマル秘予想