競馬情報ニュース2015/8/20

今週の重賞予想

  • ★今年のノースヒルズ・エース格と噂されるラニのデビュー戦が決まった。

    ラニとはハワイ語で楽園、天国という意味を持つ。母から連想された名前だろう。

    ラニのプロフィール

    馬名:ラニ(牡2)
    父:Tapit
    母:ヘヴンリーロマンス
    兄:アウォーディー
    姉:アムールブリエ(ブリーダーズGC)
    厩舎:松永幹夫(栗東)
    馬主:前田葉子
    産地:アメリカ
    生産者:NorthHillsCo.Limited

    父Tapitは2014年北米リーディングサイアー。現役時代は度重なる病のため大成できなかったが2歳時には圧勝続きで2戦2勝。その能力は高く評価されていた。
    種牡馬入り当初の種付け料は1万5000ドルだったが、初年度産駒がG1・3勝を挙げる活躍を見せた。さらにその後も活躍馬を送り続け、2014年には2007年にSmartStrikeが作った産駒による北米年間最多収得賞金を更新しリーディングサイアーに輝いた。2015年の種付け料は30万ドルと跳ね上がっている超一流種牡馬だ。
    日本では出走数自体が少ないが、テスタマッタがフェブラリーSを制しおり、その他にもタップザット、ゴールデンバローズらを出している。

    母は天皇賞・秋を制したヘヴンリーロマンス。自身がそうであったように、産駒もアウォーディー、アムールブリエのように徐々に力を付けていくタイプが多い。

    ラニの評価は?

    今年のノースヒルズ一番馬とも言われるラニ。
    7月にゲート試験合格後、いったん放牧へ出されていた。気性の激しい面を見せているようだがバランス、雰囲気を備えているとのこと。

    栗東に帰厩しており、デビュー戦は9月13日のメイクデビュー阪神(芝2000)に決まった。鞍上も武豊騎手に決定。
    血統的にはダートでこそというところだが、まずは芝で長めの距離が選ばれた。

    ここは条件を問題にせずあっさり突破してほしい世界的良血馬。芝でもダートでも活躍した馬と言えばアグネスデジタル、クロフネが思い出される。中でもクロフネは同じ葦毛の米国産馬で武豊、松永幹夫ともに騎乗経験ありと、共通点も多い。
    国内での走りはもちろん、将来的には国外での活躍まで期待したくなるラニ。初戦の走りに注目だ。

今週のマル秘予想