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■ｳﾞｧｰﾐﾘｱﾝ
■2002/4/10 黒鹿毛 栗東･石坂厩舎
■血統
父ｴﾙｺﾝﾄﾞﾙﾊﾟｻｰ(kingmambo)
母ｽｶｰﾚｯﾄﾚﾃﾞｨ(ｻﾝﾃﾞｰｻｲﾚﾝｽ)
半兄ｻｶﾗｰﾄ(父ｱﾌﾘｰﾄ/東海S,ﾌﾞﾘｰﾀﾞｰｽﾞGC,日本ﾃﾚﾋﾞ盃,ﾏｰｷｭﾘｰC)
■通算成績
32戦15勝(うち地方12戦10勝,海外2戦0勝,重賞13勝)※2010/1/27現在
■重賞勝鞍
04年/ﾗｼﾞｵたんぱ杯2歳S(G3)
武豊/2着ﾛｰｾﾞﾝｸﾛｲﾂ
05年/浦和記念(G2)
武豊/2着ﾊｰﾄﾞｸﾘｽﾀﾙ
06年/ﾀﾞｲｵﾗｲﾄ記念(G2)
内田/2着ﾊﾟｰｿﾅﾙﾗｯｼｭ
06年/名古屋ｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘ(G2)
ﾙﾒｰﾙ/2着ﾚｯﾄﾞｽﾄｰﾝ
07年/川崎記念(G1)
ﾙﾒｰﾙ/2着ｱｼﾞｭﾃﾞｨﾐﾂｵｰ
07年/JBCｸﾗｼｯｸ(G1)
武豊/2着ﾌﾘｵｰｿ
07年/JCﾀﾞｰﾄ(G1)
武豊/2着ﾌｨｰﾙﾄﾞﾙｰｼﾞｭ
07年/東京大賞典(G1)
武豊/2着ﾌﾘｵｰｿ
08年/ﾌｪﾌﾞﾗﾘｰS(G1)
武豊/2着ﾌﾞﾙｰｺﾝｺﾙﾄﾞ
08年/JBCｸﾗｼｯｸ(G1)
武豊/2着ｻｸｾｽﾌﾞﾛｯｹﾝ
09年/帝王賞(G1)
武豊/2着ﾌﾘｵｰｿ
09年/JBCｸﾗｼｯｸ(G1)
武豊/2着ﾏｺﾄｽﾊﾟﾙﾋﾞｴﾛ
10年/川崎記念(G1)
武豊/2着ﾌﾘｵｰｿ
■戦績
2歳時(2004年)
10月10日京都新馬戦(芝1800)を鞍上武豊騎手でﾃﾞﾋﾞｭｰ。2番人気で出走し、1番人気ｱｳﾄｵﾌﾞｻｲﾄに3.1/2馬身差をつけ楽勝。以降2着が2回続くが、4戦目のﾗｼﾞｵたんぱ杯2歳Sでｼｯｸｽｾﾝｽ、ﾛｰｾﾞﾝｸﾛｲﾂ、ｱﾄﾞﾏｲﾔｼﾞｬﾊﾟﾝらを抑えて優勝。重賞初制覇を飾る。
3歳時(2005年)
2歳時に芝の重賞を勝ち、3歳春はｸﾗｼｯｸ路線を歩む。ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞSで始動するが、2番人気14着に大敗。続く皐月賞、京都新聞杯と12着に惨敗し、ﾀﾞｰﾋﾞｰは断念。巻き返しを図った秋初戦の神戸新聞杯でも10着に敗れる。半兄ｻｶﾗｰﾄがﾀﾞｰﾄに良積を納めていたこともあり、この敗戦でﾀﾞｰﾄ路線へ変更、ｴﾆﾌS(OP)に出走することになった。2着ﾄﾞﾝｸｰﾙをﾊﾅ差抑えて久々の勝利を飾ると、続く浦和記念では2着ﾊｰﾄﾞｸﾘｽﾀﾙに3馬身差をつけ圧勝した。その後、名古屋ｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘに進むが、大雪のため開催中止に。
4歳時(2006年)
初戦の平安Sは名古屋ｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘ中止による調整不足もあり、2着。続くﾌｪﾌﾞﾗﾘｰSでは主戦の武豊騎手がｶﾈﾋｷﾘに騎乗したため、ﾙﾒｰﾙ騎手が騎乗し、5着。その後、ﾀﾞｲｵﾗｲﾄ記念では内田騎手が騎乗(武豊騎手はﾀｲﾑﾊﾟﾗﾄﾞｯｸｽ)し、前年のはしゃﾊﾟｰｿﾅﾙﾗｯｼｭに6馬身差をつけ圧勝した。東海Sでは幸騎手が騎乗。1番人気に推されるも、-21ｷﾛの馬体重、ﾚｰｽ中の心房細動発症もあり、最下位13着に敗れる。休養を挟み、秋はJCﾀﾞｰﾄに出走し、9番人気4着(勝ち馬ｱﾛﾝﾀﾞｲﾄ)に好走。続く名古屋ｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘでは2着ﾑｰﾝﾊﾞﾚｲに6馬身差をつけ圧勝し復活を遂げた。
5歳時(2007年)
この年は、ﾄﾞﾊﾞｲﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟを目標に、川崎記念で始動。前年の覇者ｱｼﾞｭﾃﾞｨﾐﾂｵｰに6馬身差をつける圧勝でG1初制覇を飾る。ﾄﾞﾊﾞｲﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟにも選出されるが、勝ったｲﾝｳﾞｧｿｰﾙから15馬身差の4着(7頭立て)に敗れた。休養を挟み、国内復帰戦はJBCｸﾗｼｯｸに。鞍上は武豊騎手に戻り、7ヶ月ぶりの実践だったが、前年のJBCﾏｲﾙの覇者ﾌﾞﾙｰｺﾝｺﾙﾄﾞに次ぐ2番人気に推される。これまでの先行しての競馬ではなく、後方からの競馬で直線一気に伸び、2着ﾌﾘｵｰｿに4馬身差をつけG1・2勝目を飾る。続くJCﾀﾞｰﾄでは2.3倍の1番人気に支持されると、2着ﾌｨｰﾙﾄﾞﾙｰｼﾞｭを差し切り、G1・3勝目。年内最終戦は東京大賞典。ここでも圧倒的1番人気に推され、ﾌﾘｵｰｿに4馬身差をつけ優勝。G1・4勝目を挙げる。
6歳時(2008年)
年明け初戦に予定した川崎記念は追い切り後に右飛節炎による発熱のため、回避。川崎記念取消の影響が懸念されたが、ﾌﾞﾙｰｺﾝｺﾙﾄﾞに1.3/4馬身差をつける完勝。G1・5勝目。さらに2年連続でﾄﾞﾊﾞｲﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟに出走するも、直線見せ場はなく、最下位の12着に敗れる。復帰戦となったJBCｸﾗｼｯｸでは1番人気に応え、同ﾚｰｽ連覇。G1・6勝目。連覇を狙ったJCﾀﾞｰﾄでは主戦の武豊騎手が骨折のため、岩田騎手に乗り替わりとなり、ｶﾈﾋｷﾘ、ﾒｲｼｮｳﾄｳｺﾝに及ばず3着に惜敗。続く東京大賞典でもｶﾈﾋｷﾘの前に2着に敗れた。
7歳時(2009年)
初戦は連覇の掛かったﾌｪﾌﾞﾗﾘｰS。2番人気ながらｻｸｾｽﾌﾞﾛｯｹﾝらに及ばず6着に敗退。武豊騎手が騎乗した国内ﾚｰｽでははじめて連対を外したﾚｰｽに。帝王賞ではｶﾈﾋｷﾘが故障による不在のため1番人気に。直線ﾌﾘｵｰｿを振り切ると、3馬身差をつけ楽勝。国内最多ﾀｲのG1・7勝目を挙げた。そして、3連覇を賭けたJBCｸﾗｼｯｸで見事優勝。国内史上最多となるG1・8勝を挙げた。その後、ｼﾞｬﾊﾟﾝｶｯﾌﾟﾀﾞｰﾄは単勝2番人気に推されるもｴｽﾎﾟﾜｰﾙｼﾁｰの8着に敗退。続く東京大賞典でｻｸｾｽﾌﾞﾛｯｹﾝのﾀｲﾑ差なしの2着に入り復調をｱﾋﾟｰﾙした。
8歳時(2010年)
8歳初戦の川崎記念は相手に恵まれた。単勝1.3倍の圧倒的人気に推されると、逃げるﾌﾘｵｰｿを2番手でじっくりと追走し、直線はｸﾋﾞ差交わして優勝。G1最多勝利数を9に伸ばした。
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