競馬情報ニュース2015/7/5
今週の重賞予想
- ★5日中京の第8レースで武豊騎手が決勝線手前での御法について戒告を受けた。
出展：jra.go.jp
1番人気カレングラスジョーに騎乗するもゴール寸前ハナ差交わされて2着に。
完全に勝ちパターンも…
前走は新潟のダート1800m500万下で2着。ここでは確勝が期待され1番人気に支持された武豊騎手騎乗のカレングラスジョー。
好スタートから3，4番手手を追走し直線馬群を割って伸びる。残り1Fで先頭に立ちそのまま押し切る態勢に入ると残り50mでは勝利が確実に思われた。しかしその直後大外から8番人気トゥヴァビエンが飛んで来るとゴール直前で前を急襲。写真判定の結果ハナ差交わしてトゥヴァビエンが1着、カレングラスジョーは2着に敗れた。
これだけなら伏兵が人気馬を差したレースということになるのだが、問題が2着になった武豊騎手の御法だった。
直線競り合ったブレイクアウトを競り落として完全に抜け出すと残り20mくらいからはムチを収めて手綱をしごきゴールに向かった。その瞬間視界の端からトゥヴァビエンが飛んできてそのままゴール板を通過した。
追う動作を完全に止めたわけではないが見様によってはゴール寸前で油断したようにも見える内容。あの展開で外からもう1頭飛んでくるというのも想定外だったかもしれないが武豊騎手らしくない騎乗であったことは否めない。
戒告って？
今回の騎乗で武豊騎手は戒告を受けることに。
過去には別のジョッキーで油断騎乗による騎乗停止処分、過怠金処分もあった。
2011年の小倉競馬12Rで黛騎手が油断騎乗したといして30日間の騎乗停止処分を受けた件は大きな注目を集めた。
その他にも昨年5月の東京競馬9Rでは横山典騎手が過怠金10万円、2013年東京競馬4Rで幸騎手が油断騎乗したとして2着に敗れ2日間の騎乗停止。
昨年1月の京都競馬3Rでは川田騎手が1位入線も騎乗停止2日間の処分を受けた。マコトグロズヌイに騎乗し直線大きく抜け出してリードを広げ、ラスト100mで追う動作を止めた結果2着馬に1/2馬身差まで詰め寄られたためだった。着順は変わらなかったが厳しい判断となった。
なお、戒告とは罰金なしの制裁点1点という比較的軽いものであり武豊騎手の今回の騎乗についてはそこまで思い処分というわけではなかった。
罰金と制裁点をまとめると下記のようになる。
戒告…1点
過怠金1万円…2点
過怠金3万円…3点
過怠金5万円…4点
過怠金7万円…5点
過怠金10万円…8点
過怠金11～50万円、レース以外で悪質な行為があった場合…12点
騎乗停止…10点＋付加点
結果として今回は大きな問題にはなっていないが馬主目線から見るとなんとも言えないところ。カレングラスジョーは次走同条件なら人気確実だろう。継続で騎乗することができればうっぷんを晴らすスカッとした騎乗を望みたい。
今週のマル秘予想
