競馬情報ニュース2015/1/29

今週の重賞予想

  • ★競馬に絶対はない。
    それでもこの馬が負けるはずはない。そう思わされる馬が単勝1倍台前半の圧倒的支持を集める。
    まさにその立場にあったのが、AJCCに出走したゴールドシップ。
    出走17頭中唯一のG1馬。それも普通のG1馬ではなくG1・5勝を挙げる一流馬であり単勝1.3倍の支持は当然でもあった。
    凱旋門賞で14着に大敗して以来だった有馬記念では勝ち馬から0.1秒差の3着とさすがの走りを見せており、このクラスの馬としては異例の1月始動も勝って当たり前の雰囲気であった。。陣営も大きな自信を持っての参戦だったことは間違いないだろう。

    スタートは五分に出たが行き脚がつかず道中は中団後ろを追走。3~4角で得意のまくりを見せるべくジョッキーが手綱をしごくが反応が鈍い。直線中ほどからようやく伸びかけたが時すでに遅く、先に抜け出したクリールカイザーから0.5秒離された7着に敗れた。

    敗因は一つではないだろうが、やはりスローペースから不得手な上がりの勝負になったことにありそうだ。
    前半3Fは37.7秒の超スローペース。上がり3Fが34.6秒だから4角であれだけ前と離されていたら苦しい。
    これまでの成績を見てみても上がり勝負に弱いことは一目瞭然。
    馬場の違いもあるが、上り3F35.0秒以上かかったレースでは【6・3・1・1】、34.9秒以下では【6・0・1・4】。ここまではそれほど極端な違いにはならないが、34.9秒を切ったケースでの6勝中5勝は3歳までのもの。4歳以降に限定すると35.0秒以上【3・1・1・1】、34.9秒以下【1・0・1・4】と年を重ねてからは、切れ味勝負に苦戦している。※凱旋門賞は除く。
    これまでも好走と惨敗を繰り返してきたムラ馬ゴールドシップ。今後は宝塚記念3連覇が最大目標となるが、巻き返しにはペースと馬場に条件がつきそうだ。

今週のマル秘予想