競馬情報ニュース2015/4/17

今週の重賞予想

  • ★前代未聞のG1優勝後の公式記者会見拒否や厩舎スタッフとの軋轢などよくない話しもある美浦・堀厩舎。
    そんな堀厩舎だが、ことレースとなるとまた話は別だ。

    03年に開業し06年函館スプリントSをビーナスラインで勝利し重賞初制覇。10年高松宮記念をキンシャサノキセキで勝つとその後も天皇賞・春(ジャガーメイル)、高松宮記念(キンシャサノキセキ)、安田記念(リアルインパクト)、安田記念(ストロングリターン)を勝利。先日はリアルインパクトで豪州G1も制するなど東の一流トレーナーだ。

    その堀厩舎の勢いが増している。
    今週の皐月賞にはサトノクラウン、ドゥラメンテの有力馬2頭がスタンバイ。鞍上には今年からJRA騎手免許を取得したC・ルメール騎手と、M・デムーロ騎手をそれぞれ手配しともに上位争いが期待されている。

    4月に入ってからはダービー卿CT、阪神牝馬Sと重賞2勝と絶好調。
    ダービー卿CTを制したモーリスは栗東・吉田厩舎でデビュー。デビュー戦を圧勝すると京王杯2歳Sでは1.5倍の圧倒的人気に支持されるなど、その高い素質を買われていた。だがその能力はなかなか開花せず昨年までは500万を勝ったのみであった。
    その後堀厩舎に転厩すると馬が変わったかのような活躍ぶりだ。休み明けの1000万特別を3馬身差で快勝すると、続く準オープンも最後方から直線一気の豪脚で差し切り勝ち。久々の重賞挑戦となったダービー卿CTも1番人気に支持されると上り3F33.0秒、ラスト1Fは10.9秒と圧巻の時計で一閃。あっとういう間に後続を3馬身半突き放し3連勝。1月まで1000万クラスだった馬が、安田記念での有力候補にまで急成長した。

    阪神牝馬Sを勝ったカフェブリリアントも転厩組だ。2年前の阪神牝馬Sを勝ったサウンドオブハートの半妹で早くから期待されていたものの善戦止まりのレースが続き、4歳2月までは松山厩舎所属で8戦して1勝するに留まっていた。
    それが松山師の定年に伴い堀厩舎に移籍すると一気にブレイク。初戦の500万をあっさり勝利すると、重賞初制覇となる阪神牝馬Sまで8戦して5勝の安定ぶりだ。

    よくない評判もある堀師だが、馬を作る技術は確か。2歳馬にはレーヴディソールの半弟も入厩予定とあり今後も大注目だ。

今週のマル秘予想