★今週の未勝利戦で初勝利を狙うゼンノタヂカラオの評判がいい。
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追い切りで俊敏な走りを見せたゼンノタヂカラオ。
ゼンノタヂカラオの血統背景
ゼンノタヂカラオ(牡2・父キングカメハメハ)
母ダイヤモンドビコー(その父サンデーサイレンス)
ダイヤモンドビコーは2002年阪神牝馬Sなど重賞4勝を挙げ、エリザベス女王杯でも2着に入るなど活躍した。まだ目立った産駒を出せていなかったが遂に大物候補が出てきた。
キングカメハメハ×サンデーサイレンスといえば今年の2冠馬ドゥラメンテをはじめ、ローズキングダム、トゥザグローリー、ディアデラマドレ、コディーノなどがいる。また、ベルシャザール、アドマイヤロイヤル、ソリタリーキングといったダート馬も多く、力のいる馬場もこなせるパワーを兼ねている馬が多い。
ゼンノタヂカラオの評判
7月のデビュー戦(中京・芝2000)はルメール騎手騎乗でスローペースの中、中団から上がり最速の34.3秒の末脚を使ったが、ブラックスピネルにクビ差競り負けた。レース自体はスムーズだったが、最後は斤量の差もあったか(相手は1キロ軽い53キロ)。
その後は一息入ったが、早くから武豊騎手を抑えて今週のレース(19日阪神2R・芝2000)に目標を定め順調に調整されている。
この中間は川田騎手、松田騎手に追い切りを乗ってもらっていますが、松田騎手は今朝も「あの安定感は印象的です。並の馬じゃないことぐらい、僕だってわかります」と言ってきてくれましたし、川田騎手も「あの馬の素質を見抜けないジョッキーは感性が鈍過ぎでしょう。まさに豊さんが乗るべき馬だと思います」とうれしいコメントをくれました。
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調教に乗ったジョッキーからも絶賛のコメントが出てきた。一流馬の背中を数多く知る川田ジョッキーがここまで褒めるのだから乗り味は抜群なのだろう。
そして17日の追い切りではレースでもコンビを組む武豊騎手が騎乗。水分を含んだCWコースで6F84.1秒からラスト12.7秒と優秀な時計をマークし初勝利へ向けて体制万全といったところか。
ゼンノ+武豊騎手のタッグでは先週のゼンノサーベイヤーもダートで強い勝ち方を見せている。
クラシック向きのゼンノタヂカラオとは別路線になりそうだが、今週も勢いに乗るコンビのレースに注目だ。