競馬情報ニュース2015/9/29

今週の重賞予想

  • ★毎年好メンバーがそろう毎日王冠。今年も天皇賞・秋、マイルCS、JC、エリザベス女王杯など秋のG1制覇を目指し有力馬が多数エントリーしてきそうだ。

    出展:nikkankeiba.co.jp

    実績か勢いか

    天皇賞・秋連覇を目指すスピルバーグ、マイルCS連覇を目指すダノンシャーク、春秋マイルG1連覇を狙うモーリスをはじめとしたG1馬に対し、勢いをつけてG1初制覇を狙うエイシンヒカリ、ディサイファ、アンビシャスなどの新興勢力が激突する。

    スピルバーグ
    昨年は毎日王冠3着から見事天皇賞・秋でG1初制覇を果たした。今年は英国に遠征しG1・プリンスオブウェールズSにも参戦した。帰国初戦となるだけに体調面に不安はある。状態次第では天皇賞・秋直行も視野に入れられていたが参戦を決めたのならそれなりの出来はあるだろう。今年6歳だが16戦とまだまだ衰えはないはずだ。

    ダノンシャーク
    昨年のマイルCS覇者。8番人気での勝利でその後2戦して勝ち星がないためフロック視されがちだが富士S勝ちのある東京コースなら条件は悪くない。

    モーリス
    デビュー2戦目の京王杯2歳Sでも1番人気に推された(6着)素質馬が今年に入って完全本格化した。若潮賞(1000万下)、スピカS(1600万下)、ダービー卿CT(G3)を連勝して挑んだ安田記念でもG1初挑戦とは思えない横綱相撲で1番人気に応え4連勝。一息入れてさらにパワーアップした姿を見せるか。

    イスラボニータ
    昨年の皐月賞馬が復活を狙う。昨年はセントライト記念から天皇賞・秋へ向かい1番人気3着と力を見せた。その後は敗戦が続いたが立て直しを図ったここで好勝負をし飛躍の秋としたい。

    アンビシャス
    未知の力が魅力の3歳馬。6戦4勝で前走のラジオNIKKEI賞は小回りの福島競馬場で後続に3馬身半差をつける完勝だった。負けた2戦も共同通信杯、毎日杯を差のない3着と底が割れていない。

    エイシンヒカリ
    新興勢力で最も魅力的なのがデビュー8戦7勝のこの馬。前走のエプソムCを逃げ切って重賞ウイナーとなっての参戦だ。鞍上の武豊騎手もキズナの引退でこのコンビで天皇賞・秋に向かうはず。力の入る一戦となる。サイレンススズカと比較されがちだがそこまでいかずとも軽快な逃げを見せてほしい。

    サトノクラウン
    春の皐月賞では1番人気に支持されたが6着、ダービーも3着と期待を裏切ってしまった。東京芝1800mと同じ舞台で行われた東京スポーツ杯2歳Sの差し脚は素晴らしかった。距離短縮で末脚爆発なるか。

    ディサイファ
    昨年は4着。その後のG1では厚い壁に跳ね返されたが、今年に入ってもう一皮むけた。中日新聞杯1着、エプソムC3着、札幌記念1着と安定感も増している。悲願のG1制覇に向けてここで好勝負しておきたい。

    デニムアンドルビー
    この馬の戦績を改めて見るとなかなかすごい。3戦目で初勝利を挙げると、フローラS勝ち、オークス3着、ローズS1着。その後は9戦連続G1に出走。阪神大賞典2着を挟み天皇賞・春10着、宝塚記念2着と初勝利後は15戦してG1・12戦、G2・3戦というジェンティルドンナ並みのレース選択である。実際にジャパンCではジェンティルドンナのハナ差2着と実績もある。強力メンバーにもまれた経験を活かして突き抜けるか。

    その他にも安田記念2着のヴァンセンヌ、七夕賞を勝って参戦する古豪グランデッツァ、重賞6勝の実績馬クラレント、香港G1・2着のステファノス、豪G1・2着のトーセンスターダム、約1年ぶりの復帰となるマーティンボロ、今年のニュージーランドT勝ち馬ヤマカツエース、安田記念馬で今年は豪G1・ジョージライダーSも制したリアルインパクトなども参戦する見込みだ。

    主役はやっぱりこの馬

    出走予定馬の大半を占めるのがディープインパクト産駒。上で馬名を青色にしたのがディープインパクト産駒になるのだが、現時点で11頭もいる。しかもそのすべてが有力馬である。

    ただこの11頭を差し置いて1番人気に推されそうなのはスクリーンヒーロー産駒のモーリスだ。春の4連勝はとにかく素晴らしかった。後方から上がり3F33.0秒で直線一気を見せたかと思えば安田記念では好位3番手から抜け出す競馬と自在性もある。

    果たして好メンバーの揃った毎日王冠を制するのはどの馬だ!?

今週のマル秘予想