2冠馬ドゥラメンテはなぜ人気がないのか|競馬情報ニュース

2冠馬ドゥラメンテはなぜ人気がないのか

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  • ★上半期のグランプリ宝塚記念が今月26日に阪神競馬場で行われる。ファン投票の順位によって優先出走権を得ることができ、投票結果にも注目が集まるレースだ。

    1位はキタサンブラック

    82,121票を獲得したキタサンブラックが1位となった。レースでの派手さはないものの、昨年の菊花賞、今年の天皇賞・春を制している実力馬。オーナーは演歌歌手の北島三郎氏、ジョッキーは武豊騎手と話題性は随一で納得の1位だ。

    2位には昨年に続く連覇を狙うラブリーデイ。昨秋は天皇賞・秋も制しておりG1・3勝目を狙う。
    3位には昨年のJCを制したショウナンパンドラ、4位に昨年の有馬記念を制したゴールドアクター、5位にオークス、秋華賞の2冠を制したミッキークイーンと続いた。
    ただ3位~5位の3頭はいずれも回避が発表されている。

    トップ5に入らなかった2冠馬

    トップ5には人気馬が選ばれたが、意外なのが昨年の皐月賞、ダービーの2冠馬ドゥラメンテだ。ダービー後は骨折により休養を強いられたが、復帰戦の中山記念を完勝。前走のドバイシーマクラシックは敗れはしたものの2着と底力を見せた。その後は早々と宝塚記念参戦が表明されていたが、前述した回避組に及ばなかった。
    中間発表ではマリアライトにも後れを取り7位だったが最終的には40,652票の6位。昨年はど派手な走りで凱旋門賞制覇も期待されたほどの馬になぜ票が集まらなかったのか。

    休養があり国内での出走が少なかったことで存在感が薄れてしまったことも大きいだろう。しかしそれ以上に大きいと思われるのがドゥラメンテを取り巻く環境にあるのではないか。

    ドゥラメンテに票が入らなかった原因は?

    地味な血統、レースぶりも圧勝があるわけではないキタサンブラックが1位に選ばれたのは馬の強さはもちろん、オーナーやジョッキーなど関係者に恵まれていることも関係している。
    それに対して派手なレースぶり、父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴという超良血馬のドゥラメンテはオーナーがサンデーレーシング、所属が堀厩舎。ここ数年のサンデーレーシングにはドラマを期待できない。競馬は馬とジョッキー、厩舎関係者、オーナーなどすべてが組み合わさってドラマとなる。何かといえば乗り替わりとなるサンデーレーシングではその要件は満たされない。日本を愛し日本に移籍したデムーロジョッキーには好意的なファンも多いが、一方で外国人ジョッキーということでそうでないファンもいる。デムーロジョッキーほどの一流騎手であってもいつ乗り替わりとなるかわかったものではない。
    厩舎もコメントを出さないことで問題になったように勝利を優先しすぎていて「勝てばいいい」という対応ではファンには刺さらない。
    エナビスタ、オルフェーヴルこそ人気があったがこの辺から特に勝利至上主義が顕著になったと感じる。その後の世代からは正直微妙で、G1・7勝馬ジェンティルドンナですら宝塚記念ファン投票は3位が最高だ。

    馬に責任はまったくない。なんとかしないといけないのは人だ。
    個人的には現地ジョッキーで凱旋門賞を勝つサンデーレーシングよりも、勝てなくてもチームジャパンで挑む馬を応援する方が数倍楽しい。
    そんなファン心理が多少なりとも反映されているのではないかと思わされた今回の投票結果であった。

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