■牝 2002/2/4生れ
■血統
父サンデーサイレンス
母エアデジャヴー(ノーザンテースト)
伊藤雄二厩舎
■戦績
12戦4勝(重賞2勝)
母は桜花賞3着、オークス2着、秋華賞3着と惜しくもG1タイトルに手が届かなかったエアデジャヴー。デビューから引退レースまですべてのレースで武豊騎手が手綱をとった。
デビューは2004年11月の京都マイル戦。単勝1.4倍の断然人気に応えてデビュー勝ちを収めた。
2戦目の白梅賞はディアデラノビアから2馬身差の2着に敗れたが、次走のエルフィンSを勝って賞金を加算した。
その後は桜花賞を目指して前哨戦・フィリーズレビューに3番人気で出走。中団から脚を伸ばしたが、ラインクラフトの末脚に屈し、0.1秒差の3着に惜敗した。
その後は桜花賞へ。シーザリオ、ラインクラフトに次ぐ3番人気での出走となった。
中団後ろで脚を溜める展開となり、直線追い込んだが先行して抜け出したラインクラフトから0.4秒差の4着に敗れた。
ラインクラフトがNHKマイルCへ向かったことから次走オークスではシーザリオに次ぐ2番人気に支持された。
中団から直線脚を伸ばし、ゴール前で逃げ粘るエイシンテンダーを捕えたが、後ろから追い込んだシーザリオにクビ差交わされ2着に惜敗した。
秋はローズSで始動。シーザリオ2.2倍、エアメサイア2.4倍と一騎打ちの前評判だったが、先行するラインクラフトを鋭い末脚で交わし去ると1/2馬身差をつけ優勝。春惜敗を続けた相手に土をつけた。
前哨戦で勝利したものの、次走・秋華賞でもラインクラフトに1番人気を譲り、エアメサイアは2番人気での出走だった。
中団やや後ろからレースを進め、4角で前を射程圏内に入れると、直線半ばで抜け出したラインクラフトとの一騎打ちに。外から徐々に差を詰めると、ゴール前クビ差交わして優勝。G1初制覇を飾った。
その後はエリザベス女王杯に向かい1番人気で出走したが、古馬の壁に跳ね返され、スイープトウショウから0.7秒差の5着に終わった。
古馬となり、始動戦は牡馬混合戦の中山記念となった。
ダイワメジャー、カンパニー、ハットトリックら古豪が相手となり4番人気だった。好位につけて4角で先頭を射程圏内に入れたが、重馬場を苦にせず脚を伸ばしたバランスオブゲームに差を広げられ3着に敗れた。
その後は阪神牝馬Sへ。再びラインクラフトとの対戦となったが、3馬身差をつけられて完敗した。
次走は春の目標であるヴィクトリアマイルに出走。ラインクラフト、ダンスインザムードに次ぐ3番人気だった。
中団追走から直線メンバー最速の末脚で追い込んだが、先に抜け出したダンスインザムードに1.1/4馬身差届かず2着だった。
その後は休養に入ったが、爪の具合も悪く、そのまま現役引退となった。
■引退後
現役引退後は社台ファームで繁殖入り。
初年度産駒のエアワンピース(牝・父ロックオブジブラルタル)は4勝を挙げたが、2番仔のエアマスカット(牝・父ジャングルポケット)は1戦未勝利で引退。3番仔のエアカページ(牡・父キングカメハメハ)は現時点で3戦未勝利と期待された活躍馬は出せていない。
4番仔となる父キングカメハメハの牡馬を昨年2月に出産したが、2014年9月12日、放牧中の事故により死亡した。
2014.10.14
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