週刊あの馬は今!?


第132回バランスオブゲーム
■牡 1999/4/22生れ
■血統
父フサイチコンコルド
母ホールオブフェーム(アレミロード)
宗像義忠厩舎

■戦績

歴代最多記録となるG2競走6勝を挙げたG2大将バランスオブゲーム。
馬主は競馬育成ゲーム・ダビスタの開発者として知られる園部博之氏ということでも話題を集めた。
また、半弟のフェイムゲーム(父ハーツクライ)は現時点で13年京成杯、14年ダイヤモンドSとG3・2勝を挙げている。

デビューは2001年8月、新潟・芝直1000m戦。その後も主戦を務める田中勝春騎手とのコンビで1番人気。2着ソルジェンテに1/2馬身差をつけて勝利を飾った。
2戦目はG3・新潟2歳S。1戦1勝と実力が判断にくく単勝19.7倍の5番人気に留まったが、好位から直線抜け出すと2着スターエルドラードに5馬身差をつける圧勝で重賞初制覇を飾った。

その後は骨膜炎もあり休養に。暮れの朝日杯FSには3ヶ月の休み明けでの出走となった。アドマイヤドン、ヤマノブリザードが人気を集め、バランスオブゲームは4番人気での出走。中団から差を詰めるも14キロ増の馬体重もあり4着に惜敗した。

その後一息入れられ3歳始動戦は弥生賞。ここも4番人気だったが、好スタートから先手を奪うと、直線も後続を封じ、2着ローマンエンパイアに1/2馬身差をつけ逃げ切った。

その後G1戦線へ向かったが、皐月賞8着、ダービー7着に敗れ春シーズンを終えた。

秋はセントライト記念で始動。好位から直線抜け出すと1番人気アドマイヤマックスに1.1/2馬身差をつけ優勝。重賞3勝目を挙げた。
次走の菊花賞では距離延長の不安があったが5着と健闘。その後は休養にあてられ3歳シーズンを終えた。

古馬初戦は自身計3回出走することになる中山記念の第1回目。だが、この年の中山記念はMr.G2の先輩、ローエングリンの前に2着。
続く日経賞も2着に惜敗すると、金鯱賞4着、宝塚記念11着と春は勝ち星を挙げることができなかった。
秋は毎日王冠で始動。圧倒的人気を集めたファインモーションが伸びあぐねる中、好位を進んだバランスオブゲームが直線抜け出し2着トーホウシデンに2馬身半差をつける快勝で重賞4勝目を挙げた。

その後は新潟2歳S以来のマイル戦となるマイルCSに出走し4番人気4着だった。

翌年は大阪杯で始動。2番人気4着に終わるとその後も勝ち星を挙げることなく5戦0勝で5歳シーズンが終わった。

6歳初戦は自身2度目の中山記念。4番人気だったが好位からタイミング良く抜け出すとカンパニーの鋭い追い込みを封じて優勝した。
しかし、その後は前シーズン同様勝ち切れない競馬が続き5戦して勝ち星がなかった。

復活は翌年の中山記念。ダイワメジャー、カンパニー、ハットトリック、エアメサイアら強豪が揃ったが先手を奪うと後続を突き放し2着ダイワメジャーに5馬身差をつける圧勝で1年ぶりの勝利を飾った。

その後安田記念17着、宝塚記念3着とG1では足りなかったが、秋初戦のオールカマーでコスモバルクをハナ差凌いで優勝。
最多記録となるG2競走6勝目を挙げた。

その後は天皇賞・秋でG1初制覇を狙うはずだったが、調教中に左前浅屈腱不全断裂を発症。現役引退、種牡馬入りが決まった。

■引退後
引退後はアロースタッドで種牡馬入り。
2010年に初年度産駒がデビューしたが、中央ではブロックコードが2勝を挙げたのみでその他の活躍馬は出せず、2012年に種牡馬引退となった。
種牡馬引退後はノーザンホースパークで乗馬へ転向した。

2014.2.26

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