週刊あの馬は今!?


第59回:ブルーイレヴン
■牡 2000/4/9生れ
■血統
父サッカーボーイ
母ヘイアンリリー(シンボリルドルフ)

■戦績
02年8月:阪神/新馬戦:1着
02年10月;京都/デイリー杯2歳S:2着
02年11月:東京/東京スポーツ杯2歳S:1着
02年12月:阪神/ラジオたんぱ杯2歳S:7着
03年1月:中山/京成杯:11着
04年1月:中山/中山金杯:14着
04年2月:中山/中山記念:9着
04年3月:阪神/大阪城S:4着
04年4月:阪神/大阪杯:9着
04年4月:京都/オーストラリアT:4着
04年5月:新潟/新潟大賞典:7着
04年5月:中京/金鯱賞:2着
04年8月:新潟/関屋記念:1着
04年10月:東京/毎日王冠:3着

通算:14戦3勝(重賞2勝)

2歳の秋、阪神開催、芝の2000mを舞台にデビュー。四位騎手を背に2番人気に支持された。レースでは先手を奪うと、直線も後続を寄せ付けず2着ダンツシルヴァーに3馬身半差をつけ逃げ切り勝ち。

2戦目のデイリー杯2歳Sでは武豊騎手が騎乗。デビュー戦とは逆に後方からレースを進め、上がり3F33.9秒の鋭い末脚で追い込んだが逃げたシルクブラボーを2馬身半捕らえ切れず2着に敗れた。

デイリー杯2歳Sでは2着に敗れたものの、鋭い末脚が評価され、3戦目の東京スポーツ杯2歳Sでは単勝1.2倍の圧倒的1番人気に支持された。好位5,6番手からレースを進めると、直線しぶとく伸びて、2着タイガーモーションをアタマ差捕らえて優勝。重賞初制覇を飾った。

続くラジオたんぱ杯2歳Sでも1.4倍の1番人気に支持されたが、不良馬場に決めてを殺され、ザッツザプレンティの7着に敗退する。

年明けは京成杯で始動。
スタートはよくなかったものの、1コーナー前から急に加速すると、完全にかかってしまい大逃げの展開。鞍上の武豊騎手もお手上げの大暴走で、直線ズルズル後退すると勝ったスズカドリームから3秒以上離された11着に終わった。

いよいよクラシックというところで骨折のため休養に。

復帰は1年後の中山金杯。8番人気で出走すると14着。
その後、大阪杯では0.3秒差の4着、オーストラリアTで0.2秒差の4着など復調の兆しを見せるレースもあったが、8連敗を喫する。

そして新潟大賞典7着から挑んだ金鯱賞。圧倒的人気のタップダンスシチーがセーフティリードを保ち逃げ切り体勢に入ったところで後方から1頭次元の違う末脚で追い込むブルーイレヴン。僅かにアタマ差及ばなかったものの、上がり3Fは34.4秒と復活の走りを見せた。

続く関屋記念は1番人気に支持される。好位3,4番手からレースを進め直線抜け出すと、ロードフラッグをクビ差抑えて優勝。完全復活となる重賞2勝目を挙げた。

秋は毎日王冠で始動。G1馬テレグノシスに次ぐ2番人気に推される。強豪相手にも互角の勝負を見せ3着に入り、天皇賞(秋)へ向け好発進を切るも、その後またしても故障を発生してしまい、現役引退が決まる。

■引退後
2006年1月に引退すると、その後はノーザンホースパークで乗馬となる。気性の荒さで大成できなかったが、普段はうるさい面は見せずに過ごしているという。

2011.8.2