■牡 1994/04/13生れ
■血統
父BroadBrush
母Valid(Alure)
■戦績
98年9月:札幌/500万下:3着
98年9月:札幌/500万下:1着
98年10月:京都/堀川特別:11着
98年11月:京都/500万下:1着
98年11月中京/清洲特別:1着
98年12月:阪神/900万下:1着
99年1月:京都/室町特別:1着
99年1月:京都/京都牝馬特別:3着
99年3月:阪神/うずしおS:1着
99年4月:阪神/阪急杯:2着
99年5月:東京/京王杯SC:6着
99年5月:中京/高松宮記念:6着
99年10月:阪神/セントウルS:5着
99年10月:京都/スワンS:2着
99年12月:阪神/阪神牝馬特別:7着
00年1月:京都/京都牝馬特別:8着
00年2月:京都/シルクロードS:1着
00年3月:中京/高松宮記念:8着
00年4月:阪神/マイラーズC:12着
00年5月:京都/栗東S:1着
00年7月:函館/函館スプリントS:6着
00年8月:札幌/キーンランドC:3着
00年10月:中山/スプリンターズS:4着
00年10月:京都/スワンS:4着
00年11月:東京/根岸S:1着
01年1月:中山/ガーネットS:2着
01年1月:東京/根岸S:3着
01年5月:名古屋/かきつばた記念:1着
01年6月:阪神/プロキオンS:1着
01年7月:函館/函館スプリントS:6着
01年9月:阪神/シリウスS:1着
01年10月:大井/JBCスプリント:2着
01年11月:笠松/全日本サラブレッドC:3着
02年1月:東京/ガーネットS:1着
02年3月:アラブ首/ドバイゴールデンシャヒーン:5着
通算:36戦13勝(重賞6勝)
※馬齢は当時の表記です。
根岸Sの追い込みがあまりにも有名なブロードアピール。
デビューは遅れ、5歳の秋だった。経験馬相手の500万下条件の芝1,200mに横山賀騎手で出走。8番人気と低評価ながら3着に好走。そして、ダート戦に替わった2戦目の500万下で勝ち上がった。3戦目は岡部騎手を背に500万特別に出走するもマイル戦が応えたか11着に大敗。
その後、500万下、500万特別、900万下、900万特別を4連勝。鞍上は武幸四郎騎手、秋山騎手、武豊騎手、ペリエ騎手と全て異なっていた。
8戦目で迎えた重賞初挑戦は芝のマイル戦・京都牝馬特別だった。武豊騎手を背に1番人気に推されるも、差し脚届かず、マルカコマチの3着。
次走の準オープン特別を単勝1.3倍の人気に応えて圧勝すると、G3・阪急杯では2着に入った。
京王杯SC6着を挟み、5月には初G1となる高松宮記念に6番人気で出走。後方からレースを進め直線詰め寄ったが、マサラッキの6着に終わる。
その後も重賞で好走はするものの、2着止まりが多く、勝ち切れない競馬が続いた。
年が明けて、5歳になったブロードアピール。2月のシルクロードSで不良馬場をものともせず、後方から豪快に追い込み、重賞初制覇を飾った。
前年に続いて出走した高松宮記念だがこの年は8着に敗退。
その後、マイラーズCで12着に敗れたが、久々のダート戦となった次走のオープン特別を快勝。
その後は芝の1,200m戦を中心に使われ、大崩れしないものの勝ち切れないレースが4戦続く。
そして、再度のダート戦となった根岸S。単勝2.8倍の1番人気だった。
スタートの出がよくなく最後方からの追走。残り400mでもまだ最後方で先頭とは10馬身はあろうかという差がある。そこから大外に持ち出し、追い出しに掛かると加速。残り200mでもまだ前とは5馬身以上の差はあったが、1頭、2頭と交わしていくと、逃げ込みを測るエイシンサンルイスをゴール直前で差し切り、さらに1.1/4馬身の差をつけて優勝。ピッチ走法での追い込みはあまりにも衝撃的で、今現在でも追い込みと言えばこのレースというファンも多い。
その後はダートを中心に使われ、芝の函館スプリントSを除く8戦では全て3着以内に好走した。その間に、交流G3・かきつばた記念、G3・プロキオンS、G3・シリウスSをいずれも追い込みで勝利した。
8戦目のガーネットSは8歳での勝利で、8歳牝馬としての平地重賞Vはこの馬が初めてだった。
3月にはドバイに遠征。
ペリエ騎手を背にドバイゴールデンシャヒーンに出走し5着に健闘した。
そして、このレースを最後に引退、繁殖入りした。
当初は芝のレースを中心に使われていたが、ダート戦に限ると、引退レースとなったドバイゴールデンシャヒーンを除くすべてのレースで3着以内。【7・2・2・0】という抜群の成績だった。
■引退後
引退後はノーザンファームで繁殖入り。初年度は大種牡馬サンデーサイレンスがつけられた。その子ども、クイックシューターは地方競馬でデビュー。2連勝し、中央入りするも、17戦して1勝に終わった。
その後もアグネスタキオン、アドマイヤベガ、キングカメハメハをつけられるも目立った活躍をする産駒は出せなかった。
現3歳のブロードピークはディープインパクトとの産駒。12月にデビューしたが、6着に敗れている。しかし、後方から母譲りの上がり3F33.9秒の末脚を見せ、その後に期待を抱かせる内容だった。
今年2歳の産駒はいないが、来年はダイワメジャーとの産駒がデビューを控えている。