■牡 2004/2/24生れ
■血統
父ステイゴールド
母オリエンタルアート(メジロマックイーン)
池江泰寿厩舎
■戦績
06年9月:新馬戦/蛯名/1着
06年9月:芙蓉S/蛯名/1着
06年11月:東京スポーツ杯2歳S/蛯名/3着
06年12月:朝日杯FS/蛯名/1着
07年3月:弥生賞/蛯名/3着
07年4月:皐月賞/蛯名/8着
07年5月:ダービー/蛯名/5着
07年9月:神戸新聞杯/武豊/1着
07年10月:菊花賞/武豊/5着
07年12月:鳴尾記念/武豊/8着
08年4月:マイラーズC/武豊/14着
08年6月:安田記念/池添/10着
08年8月:小倉記念/池添/1着
08年9月:朝日CC/池添/1着
08年11月:天皇賞・秋/池添/10着
08年12月:有馬記念/池添/4着
09年1月:AJCC/池添/8着
09年3月:中山記念/池添/2着
09年4月:大阪杯/池添/1着
09年5月:天皇賞・春/池添/3着
09年6月:宝塚記念/池添/1着
09年9月:オールカマー/池添/2着
09年11月:天皇賞・秋/池添/6着
09年12月:有馬記念/池添/1着
10年2月:京都記念/池添/3着
10年4月:大阪杯/池添/3着
10年6月:宝塚記念/池添/4着
10年9月:オールカマー/池添/2着
10年12月:有馬記念/池添/2着
11年4月:大阪杯/池添/9着
11年6月:宝塚記念/池添/10着
通算31戦9勝(重賞7勝)
全弟は三冠馬オルフェーヴル。仏G2・フォワ賞を勝ち、日本馬初の凱旋門賞制覇に期待がかかる。
母はメジロマックイーン産駒で現役時代は23戦して3勝。その3勝は池添騎手が手綱をとっていた。
デビュー戦は2歳9月の新潟開催。蛯名騎手を背に2番人気での出走。中団でじっくりと脚を溜めて直線鋭く伸び、1番人気デスコベルタをクビ差差し切って優勝。デビュー戦を勝利で飾った。
続く芙蓉Sもメンバー最速の上がり3F34.0秒で伸びると、ローズオットーに1馬身差をつけ優勝。2連勝とした。
重賞初挑戦となった東京スポーツ杯2歳Sでも中団から鋭く末脚を伸ばしたが、先に抜け出したフサイチホウオーに及ばず3着に敗退。初黒星を喫した。
次走はG1・朝日杯FSへ。デビュー3連勝のオースミダイドウが1番人気でドリームジャーニーは2番人気。スタートがよくなく最後方からの競馬となったが、直線大外から一気に伸びると直線はごぼう抜き。2着ローレルゲレイロに1/2馬身差をつけ差し切った。上がり3Fは4戦連続でメンバー最速となる34.0秒。その末脚にレース後蛯名騎手は前年の三冠馬ディープインパクトの走りになぞらえ「軽く飛んだ」とコメントした。
4戦3勝で終えたこの年は最優秀2歳牡馬に選出された。
3歳シーズンの始動戦は弥生賞。アドマイヤオーラが1番人気でドリームジャーニーは2番人気。中団から直線差を詰めるももう一つ反応がよくなくアドマイヤオーラから0.3秒差の3着だった。
次走の皐月賞では後方2番手からのレース。直線は良い脚で伸びたものの、先行したヴィクトリー、サンツェッペリンのワンツーで流れが向かず8着に敗れた。
3歳となって2連敗、さらに距離延長に対する不安もありダービーでは8番人気と評価を下げた。
後方追走から直線入口では最後方。上がり3Fはウオッカに次ぐ33.1秒で伸びたものの位置取りが悪く勝ったウオッカから0.9秒差の5着に終わった。
その後夏場は休養に充てられ秋は神戸新聞杯で始動。鞍上は武豊騎手へと乗り替った。
後方追走から直線鋭く伸びると、先に抜け出したダービー2着馬アサクサキングスを1/2馬身差差し切って優勝。朝日杯FS以来となる勝利を飾った。
次走菊花賞は2番人気での出走。最後方から徐々にポジションを上げ直線も差を詰めたがアサクサキングスから0.5秒差の5着に敗れた。
菊花賞後は香港遠征も計画されていたが馬インフルエンザの影響で断念。鳴尾記念に出走した。
デビュー10戦目で初の1番人気に推されたが勝ったハイアーゲームから0.3秒差の8着に敗れた。
3歳シーズンは神戸新聞杯で復活の兆しを見せたものの結局その1勝に終わった。
古馬となったドリームジャーニー。3歳時はクラシック路線を歩んだが、マイル路線へ矛先を向けた。
始動戦はマイラーズC。カンパニーに次ぐ2番人気での出走だったが14着に大敗する。
次走安田記念では武豊騎手がスズカフェニックスに騎乗したため池添騎手が手綱をとった。11番人気での出走で10着といいところなくレースを終えた。
夏場は小倉へ遠征。武豊騎手が手綱を取る予定だったが騎乗停止のため引き続き池添騎手が騎乗。以降、全レースで池添騎手とのコンビとなる。
後方からまくって上がっていくと直線鋭く伸び、ダイシングロウに3馬身差をつける圧勝で久々の勝利を飾った。
続く朝日CCを単勝1.7倍の1番人気に応え快勝し重賞2連勝とし秋のG1戦へと向かう。
しかし、左回りとなる天皇賞・秋ではいいところなく10着に敗退。
続く有馬記念では後方から良い脚で伸びたがダイワスカーレットの逃げ切りの前に4着に終わった。
4歳シーズンはG1でこそ勝利はなかったが重賞を2勝した。
5歳となったドリームジャーニーはAJCCで始動。1番人気8着、続く中山記念も2着に敗退した。
3戦目の大阪杯ではダービー馬ディープスカイとのたたき合いをクビ差制し優勝。重賞5勝目を挙げた。
次走は距離延長に不安もあったが天皇賞・春に参戦。5番人気だったが中団から伸び、マイネルキッツの3着に好走した。
その後は宝塚記念へ。大阪杯の後、安田記念で2着だったディープスカイが1番人気でドリームジャーニーが2番人気。中団で脚を溜め直線で脚を伸ばすとサクラメガワンダーに1.3/4馬身差をつけ優勝。朝日杯FS以来となるG1・2勝目を手に入れた。
夏場は休養し秋はオールカマーで始動。1番人気に推されるも中山巧者マツリダゴッホの2着。続く天皇賞・秋は左回りが影響してか伸びを欠き6着に敗退した。
右回りに戻った有馬記念ではブエナビスタに次ぐ2番人気での出走。4角手前でポジションを上げると直線鋭く伸び、ブエナビスタに1/2馬身差をつけ差し切り勝ち。G1・3勝目とした。
5歳シーズンは春秋グランプリ制覇を達成し、最優秀4歳以上牡馬にも選出された。
続く6歳シーズンも現役を続行。
京都記念で始動し3着。続く大阪杯は単勝1.2倍の圧倒的1番人気に支持されるも3着に敗れる。
連覇を狙った宝塚記念は後方から差を詰めたもののナカヤマフェスタから0.3秒差の4着に終わった。
秋は前年同様オールカマーで始動し2着。
その後予定していた天皇賞・秋を脚部不安で回避すると、連覇のかかる有馬記念へ直行となった。
4番人気だったがいいところなく13着に大敗する。
結局6歳シーズンは未勝利に終わったが、7歳となる翌年も現役を続行した。
しかし、大阪杯で9着に敗れると、続く宝塚記念でもまったくいいところなく10着に敗退し、現役引退が決まった。
■引退後
現役引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬入り。
初年度の種付け料は受胎確認後支払い200万円で、95頭の繁殖を集めた。初年度産駒は2015年のデビュー予定。
全弟は三冠馬オルフェーヴルで、さらに今後の活躍次第でドリームジャーニーの評価が上がる可能性もある。
2012.9.18