■牝 1992/5/8生れ
■血統
父ニホンピロウイナー
母ノーザンフラワー(ノーザンテースト)
松元省一厩舎
■戦績
18戦7勝(重賞3勝)
※馬齢は旧表記です。
デビューから7戦は村山明騎手が騎乗し、8戦目から引退までは田原騎手が手綱をとった。
3歳秋のデビューを予定していたが骨折のため延期に。休養を経て改めてデビューへ向けて調教中にも2度目の骨折で再度延期に。結局デビューは1年遅れ、4歳10月の未勝利戦となった。
新潟・芝1600mで5番人気10着に終わるも、2戦目の同条件で勝ち上がった。
その後は500万特別・恵那特別、900万特別・千種川特別と3連勝した。
2度の骨折があったがデビュー後は順調に使われ、4歳シーズンは4戦3勝の成績であった。
年が明けて古馬初戦の準OP・石清水Sは3着に敗れたが、うずしおSでは2着に2馬身差をつける快勝でオープン入りした。
オープン初戦となった陽春Sでは中団からいい脚で差を詰めたが、逃げたエイシンワシントンに1.1/4馬身差届かず2着だった。
オープンに目途を立てると次走は初重賞となるG3・シルクロードSへと向かった。このレースから鞍上は田原成貴騎手へとチェンジされた。
ヒシアケボノ、ヤマニンパラダイスといったG1馬をはじめ、前走で後塵を拝したエイシンワシントンらが出走し、フラワーパークは4番人気での出走だった。
好スタートから好位を追走すると、直線抜け出し、2着ドージマムテキに3/4馬身差をつけ優勝。重賞初制覇を飾った。
次走はそれまで芝2000mのG2で行われていたが、この年から芝1200mへ短縮されG1昇格となった第1回高松宮杯に出走した。
前年のスプリンターズSを制し、シルクロードS3着と一叩きされたヒシアケボノが1番人気。2番人気は武豊騎手とのコンビで出走し大注目を集めた三冠馬ナリタブライアンで、フラワーパークは3番人気だった。
スリーコースが先手を取り、フラワーパークは2番手につけ、ヒシアケボノがそのあとに続いた。ナリタブライアンはスプリント戦のスピードについて行けず後方を追走する。
スリーコースが4角手前で早々に脱落するとそのままフラワーパークが先頭に立つ。直後ではヒシアケボノが直後をマークしていたが、逆に直線後続との差を広げ、2着ビコーペガサスに2馬身半差をつけ優勝。ナリタブライアンは直線差を詰めたが時すでに遅しの4着までだった。
4歳10月のデビューから7か月でのスピードG1制覇を成し遂げた後は、安田記念に挑んだが、距離の壁もあり9着に終わった。
秋はスプリンターズSを目標にCBC賞で始動。エイシンワシントンの2着に入り、次走はスプリンターズS。単勝2.3倍の1番人気に支持された。
エイシンワシントンが先手を取り、フラワーパークは2番手を追走。
直線は後続を引き離し2頭のデットヒートとなり、ハナ面を揃えてゴール。12分間の長い写真判定の結果、僅か1cmフラワーパークが前に出ておりスプリントG1春秋制覇を達成した。
5歳シーズンはG1・2勝、重賞3勝の成績で最優秀短距離馬、最優秀父内国産馬に選出された。
翌年も現役を続行したフラワーパークだったが、5歳時の勢いはなかった。
マイラーズCで4着に終わると、前年連勝したシルクロードS、高松宮杯をそれぞれ4着、8着に敗退。
秋もスワンS6着、CBC賞4着と振るわなかった。
ラストランとなったスプリンターズSは3番人気に支持されたが、新星タイキシャトルから1.0秒離された4着に終わった。
結局6歳シーズンは6戦して未勝利で現役を引退した。
■引退後
引退後は白老ファームで繁殖入りした。
初仔のインフィオラーレ(牡・父トウカイテイオー)は1戦未勝利に終わったが、2番仔・フィレンツェ(牡・父サンデーサイレンス)は5勝を挙げた。
その後06年にオーストラリアへ渡りリダウツチョイスの仔を宿し帰国。6番仔となったその仔クリアンサス(牝)はOP特別・マーガレットSを勝つなど3勝を挙げた。
7番仔ヴァンセンヌ(牡・父ディープインパクト)は12年4月にデビューし、現時点で10戦5勝。14年10月の500万下から1000万下、準OPと3連勝中で次走に予定されている東京新聞杯で母の産駒として初重賞制覇を狙っている。
その後は2011年生まれの牝(父ゼンノロブロイ)、、2013年生まれの牝(父キンシャサノキセキ)を出産し、繁殖を引退。
その後はスガタ牧場で功労馬として余生を過ごしている。
2015.1.23
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