■牡 2000/4/2生れ
■血統
父フサイチコンコルド
母ホッコーオウカ(リンドシェーバー)
半弟オースミグラスワン(新潟大賞典)
■戦績
02年8月:札幌/新馬戦:1着
02年8月:札幌/クローバー賞:3着
02年9月:札幌/すずらん賞:3着
02年10月:京都/りんどう賞:1着
02年12月:阪神/阪神JF:7着
03年3月:阪神/チューリップ賞:1着
03年4月:阪神/桜花賞:6着
03年5月:東京/オークス:10着
03年8月:札幌/クイーンS:1着
03年10月:京都/秋華賞:6着
03年11月:京都/エリザベス女王杯:9着
04年6月:中京/愛知杯:18着
04年7月:阪神/米子S:2着
04年8月:札幌/クイーンS:1着
04年10月:東京/府中牝馬S:1着
04年11月:京都/エリザベス女王杯:2着
04年12月:阪神/阪神牝馬S:9着
05年4月:福島/福島牝馬S:4着
05年10月:東京/府中牝馬S3着
05年11月:京都/エリザベス女王杯:2着
05年12月:中山/有馬記念:15着
06年1月:京都/京都牝馬S:8着
通算:22戦6勝(重賞4勝)
デビュー戦は2歳の8月札幌芝1000m戦。川島騎手を鞍上に3番人気ながら鋭い末脚で後続を突き放し、2着グロリーレイに4馬身差をつける快勝だった。
続くクローバー賞、すずらん賞とオープン特別を連続3着と取りこぼしたが、4戦目の500万特別・りんどう賞で2勝目を挙げる。
その後はペリエ騎手を鞍上に迎えG1・阪神ジュベナイルFに出走。3番人気に推されたが、ピースオブワールドから0.5秒差の7着に敗れた。
年が明けて3歳初戦はチューリップ賞。4番人気ながら好位から鋭く抜け出すと、後の牝馬三冠を制すスティルインラブをクビ差抑えて優勝。重賞初制覇を飾った。
次走の桜花賞ではアドマイヤグルーヴ、スティルインラブが人気を分け合う中、5番人気での出走。好位からレースを進めたが、直線伸びあぐね、6着に敗退。
続くオークスでも10番人気10着と見せ場なく春シーズンを終えた。
その後は一息入れ、クイーンSに参戦。
7番人気の低評価だったが、52キロの軽量を活かし先手を奪うと、直線も粘り切り、圧倒的1番人気のファインモーションをクビ差抑えて逃げ切り勝ち。重賞2勝目を挙げた。
秋はトライアルを使わず秋華賞に直行したが、いいところなく6着に敗退。
続くエリザベス女王杯でも9着に敗れると、その後骨折が判明。長期休養に入る。
復帰は4歳6月の牝馬限定G3・愛知杯。
スタート後は2番手を追走するも、道中ずるずると後退し、勝ち馬メモリーキアヌから7.5秒離された最下位18着に終わる。
休み明けを一叩きされたOP特別・米子Sでは積極的に先手を奪うと、チャペルコンサートの2着に好走。
復活の兆しを見せた。
その後は連覇を狙ってクイーンSに参戦。
同じ馬主のオースミコスモが人気を集め、オースミハルカは5番人気だった。
このレースでも先手を奪うと、直線もしぶとく粘り、追い込んだエルノヴァをクビ差抑えて逃げ切り勝ち。クイーンS連覇を達成した。
続く府中牝馬Sを2番手から逃げたメイショウバトラーをハナ差捕らえ優勝し、重賞2連勝とした。
G1も視界に入ったエリザベス女王杯では5番人気。2番手からいいリズムでレースを進め、直線抜け出したが、アドマイヤグルーヴに3/4馬身差交わされ2着に惜敗。
続く阪神牝馬Sでは全レースを通して初の1番人気に支持されたが、直線ずるずると後退し、9着に敗退した。
翌年は福島牝馬Sで始動。3番人気4着に終わり、春シーズンはこの1走のみの出走。
秋は府中牝馬S3着を経て、昨年惜敗したエリザベス女王杯に出走。
後続を大きく突き放しての大逃げを打つ展開となり、ゴール寸前まで粘ったが、最後にスイープトウショウに半馬身差交わされ前年に続く2着に惜敗した。
その後、有馬記念に出走するもさすがに相手が強く、15着に大敗。
年明け1月の京都牝馬S8着を最後に現役引退となった。
■引退後
引退後は生まれ故郷の鮫川啓一牧場で繁殖入り。
初年度はスペシャルウィークが交配され、牡馬を出産。オースミアザレアと名付けられた初仔は09年11月にデビューするも2桁着順を繰り返し、2010年秋に岩手競馬へと移籍した。
2番仔となったディープインパクト産駒のナリタキングロードは2010年11月のデビュー戦を快勝し、産駒の初勝利となった。
クラシックでの活躍が期待されたナリタキングロードだったが、その後は3戦黒星が続いている。
また、今年デビュー予定の2歳馬はアグネスタキオンの牡馬で、来年デビューを控える1歳馬はスペシャルウィークの牝馬となっている。
2011.8.9