■牝 1993/4/12生れ
■血統
父リンドシェーバー
母サイコーロマン(モーニングフローリック)
浜田光正厩舎
■戦績
99年12月:新馬戦/石山/1着
00年1月:紅梅S/石山/1着
00年2月:エルフィンS/石山/1着
00年3月:4歳牝馬特別/石山/1着
00年4月:桜花賞/石山/4着
00年5月:オークス/石山/6着
01年8月:クイーンS/石山/11着
通算7戦4勝(重賞1勝)
※馬齢は旧表記で統一します。
デビュー戦は3歳12月の阪神芝1200m戦。浜田厩舎所属でデビュー5年目の石山騎手とのコンビで出走。1番人気に支持された。
好位でレースを進めると、直線よく伸びて2着に7馬身差をつける圧勝でデビュー戦を白星で飾った。
明け4歳となって初戦は1月のOP特別・紅梅S。4番人気での出走だったが好位から脚を伸ばし、2着チアズグレイスに1馬身差をつけ優勝。デビュー2連勝とした。
3戦目もOP特別でエルフィンSに出走。今度は単勝1.7倍の1番人気となった。
これまでの2戦同様好位からレースを進めると上がり3Fメンバー最速で駆け抜け、前走でも2着に退けたチアズグレイスに3/4馬身差をつけ優勝。デビュー3連勝でOP特別を連勝した。
思い出されるのは2年前。石山騎手はファレノプシスとのコンビで同じくデビュー3連勝でエルフィンSを勝ってチューリップ賞に出走し1番人気4着に敗退。桜花賞では武豊騎手に乗り替わって優勝という苦い経験があった。
そして2年後。
石山騎手はサイコーキララとのコンビで牝馬クラシックの舞台に戻ってきた。4歳牝馬特別は単勝1.4倍の圧倒的1番人気に支持された。
好スタートから2,3番手をキープ。直線抜け出すと、2着シルクプリマドンナに1.3/4馬身差をつける完勝でデビュー4連勝。桜花賞の大本命へと躍り出た。
石山騎手にとってはうれしい重賞初制覇となった。
迎えた桜花賞は、単勝1.8倍の圧倒的1番人気に支持された。
しかしスタートが合わずに中団からの競馬とこれまでと違った形でのレースを強いられることになる。4角で早めに押し上げて直線を向くも伸びが見られず2,3戦目で下したチアズグレイスから0.3秒差の4着に敗退。
デビューからの連勝は4でストップした。
次走のオークスは距離延長への不安もささやかれ、4番人気だった。
今度はスタートを決め3番手を追走。直線はインを突いたが伸びを欠き、今度は4歳牝馬特別で下したシルクプリマドンナから0.5秒差の6着に敗退した。
春の2冠を落としたサイコーキララ。その後は秋に向け休養に入った。
秋はローズSからの復帰を予定していたが、右前脚に屈腱炎を発症。休養に入ることになった。
復帰は約1年3ヶ月後のクイーンSで9番人気での出走。
好位を追走したが4角ではずるずると後退。まったくいいところがなく、勝ち馬ヤマカツスズランから2.5秒離された最下位11着に敗れた。
その後怪我をした右前脚の状態が悪化し、現役続行を断念。引退が決まった。
■引退後
引退後は高昭牧場で繁殖入り。
初年度産駒アグネスヨジゲンは父アグネスタキオンの牡馬でJRA4勝を挙げた。
しかし、2年目以降の産駒からは活躍馬を出せていない。
これからデビューを控えているのはサイコーキララ2011(牝・父ゼンノロブロイ)とサイコーキララ2012(牝・父ディープスカイ)。
ともに牝馬だが、アグネスヨジゲン以来のサンデー系種牡馬となるゼンノロブロイに、アグネスタキオンの後継ディープスカイとの仔で母に近づけるような活躍が期待される。
なお、デビューから全てのレースで手綱を取った石山騎手は2007年に落馬負傷し、重傷を負った。騎手復帰を目指して懸命のリハビリをするも願いは叶わず2009年現役を引退した。
2013.1.28
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