週刊あの馬は今!?


第72回:サクラセンチュリー
■牡 2000/4/3生れ
■血統
父サクラローレル
母サクラヒラメキ(ノーザンテースト)
友道厩舎

■戦績
02年9月:阪神/新馬:4着
03年3月:阪神/未勝利:11着
03年3月:中京/未勝利:2着
03年3月:阪神/未勝利:1着
03年5月:京都/500万下:4着
03年7月:売布特別:1着
03年7月:小倉/九州スポーツ杯:3着
03年10月:京都/鳴滝特別:1着
03年11月:京都/ドンカスターS:3着
03年12月:阪神/オリオンS:1着
04年4月:東京/メトロポリタンS:8着
04年5月:東京/目黒記念:15着
04年10月:京都/比叡S:3着
04年12月:阪神/鳴尾記念:1着
05年1月:京都/日経新春杯:1着
05年3月:阪神/阪神大賞典:4着
05年9月:阪神/朝日CC:6着
05年10月:京都/京都大賞典:5着
05年11月:東京/アルゼンチン共和国杯:1着
05年12月:中山/ステイヤーズS:3着
06年2月:京都/京都記念:2着
07年12月:阪神/鳴尾記念:中止

通算:24戦7(重賞3勝)

兄弟に目立った活躍馬はいないが、父サクラローレル、母サクラヒラメキで叔父母にサクラエイコウオー、サクラケイザンオーなどがいるサクラブランドの血統。

デビュー戦は2歳9月。岩田騎手を背に3番人気で出走するも4着。
その後も勝ち切れず、初勝利は4戦目、阪神芝2000mだった。
2着馬に3馬身半差をつける快勝で、次走新緑賞では武豊騎手鞍上もあり2番人気に支持された。後方から直線鋭く伸びるも勝ち馬までクビ+3/4馬身差届かず3着。

続く500万平場で1番人気4着に終わるが、阪神の売布特別で2勝目を挙げる。

その後小倉へ遠征。安藤勝騎手を背に1000万特別に出走するも2番人気3着に敗れた。
一息入れて始動した京都の1000万特別・鳴滝特別では武豊騎手鞍上で1番人気に応えて優勝。

次走は格上挑戦ながら単勝2.2倍の1番人気に推されたOP特別・ドンカスターS。中団から良く伸びるも3着に終わる。

3歳暮れ阪神最終週の準オープン・オリオンSを1番人気に応えて勝ち、オープン入りを果たした。

古馬となり始動戦は4月のOP特別メトロポリタンS。久々ながら2番人気に支持された。後方を追走し直線で伸びかけるも休み明けの分もあり勝ち馬から0.6秒差の8着に敗退。

重賞初挑戦となった目黒記念では武豊騎手が伊藤雄二厩舎のエアセレソンに騎乗したため四位騎手に乗り替わり。ここでは12番人気15着に大敗する。

その後準オープンに降格し秋は比叡S、古都Sと準オープンに出走するもいずれも3着に敗れた。

次走は格上挑戦で挑んだ鳴尾記念。3歳馬スズカマンボが1番人気でサクラセンチュリーは佐藤哲騎手騎乗で3番人気。後方追走からメンバー最速の上がり3F34.0秒の末脚で鋭く伸びると、1番人気スズカマンボに1.1/4馬身差をつける快勝で重賞初勝利を手にした。

翌5歳シーズンは日経新春杯で始動。ナリタセンチュリーが1番人気でサクラセンチュリーは2番人気。ここでも後方から上がり最速の33.6秒の末脚で前を捕らえ、2着マーブルチーフをクビ差差し切って優勝。重賞2連勝とした。
鳴尾記念はハンデ戦で54キロと恵まれたが、2キロ増の56キロを克服しての勝利だった。

一気に力をつけ、次走は別定G2・阪神大賞典へと駒を進めた。
実績が買われアイポッパーに次ぐ2番人気に支持されるもスローペースに泣き4着に敗退する。

その後は休養に入り、秋の阪神、朝日CCで復帰。
ここを2番人気6着に敗退すると、続く京都大賞典も2番人気5着に敗れてしまう。
4歳暮れの勢いになかったサクラセンチュリーだったが、次走に出走したアルゼンチン共和国杯で鋭い末脚を見せ、10ヶ月ぶりの勝利を飾る。

続くステイヤーズSでデルタブルースの3着に入ると、年明けの京都記念ではシックスセンスのハナ差2着に好走。
いよいよG1も視野に入ってきたサクラセンチュリーだったが、その後脚部不安を発症し休養に入る。
この休養が予想以上に長引き、復帰は1年10ヶ月後、2007年12月の鳴尾記念となり、サクラセンチュリーもすでに7歳が終わろうとしていた。
厩舎も佐々木晶厩舎から友道厩舎へと移籍していた。
さすがに11番人気と人気もなくまずは無事にレースを終えれば、という状況だったが、その願いもむなしくレース中に故障を発生し競走中止。
検査の結果、左前繋靱帯断裂で予後不良と診断された。

結局重賞を3勝しながらG1の舞台に立つことすらなくその競走生活を終えた。

2011.11.30