週刊あの馬は今!?


第105回サンプレイス
■牡 1995/5/26生れ
■血統
父サンデーサイレンス
母サンシャインステラ(トニービン)
池江泰郎厩舎

■戦績
98年3月:新馬戦/武豊/1着
98年3月:サイネリア賞/内田浩一/1着
98年5月:プリンシパルS/的場/5着
98年6月:やまももS/武豊/1着
98年10月:京都新聞杯/松永幹夫/7着
98年11月:京都/菊花賞/熊沢/14着
98年11月:京阪杯/松永幹夫/4着
99年1月:京都金杯/熊沢/6着
99年2月:中京記念/熊沢/2着
99年3月:中山記念/中館/3着
99年4月:中京/小倉大賞典/熊沢/4着
00年7月:垂水S/幸/2着
01年5月:下鴨S/熊沢/2着
01年7月:スポニチサマーS/熊沢/1着
01年8月:新潟記念/熊沢/1着

通算15戦5勝(重賞1勝)

※馬齢は当時の表記です。

兄弟に目立った活躍馬はいないが、サンデーサイレンス×トニービンは1つ下の世代のダービー馬アドマイヤベガと同配合である。
デビューは遅れ4歳になって3月。阪神マイル戦を武豊騎手鞍上で単勝1.7倍の圧倒的1番人気に推された。
好位に取りつき直線で抜け出すとマイネルナイスガイに3/4馬身差をつけ優勝。デビュー勝ちを果たした。

続く500万特別も勝って2連勝とすると、的場騎手とのコンビでダービートライアル・プリンシパルSへと進んだ。これまでの2連勝が評価され1番人気に支持されたが、初めて逃げる展開となり直線に入り後退。勝ち馬タイキブライドルから0.6秒差の5着に終わった。

ダービーへの出走はならず、次走はOP特別やまももSへ。再び武豊騎手とのコンビで1.9倍の1番人気。好位に取りつくと、直線あっさりと抜け出し、後方から追い込んだスターパスを3/4馬身差抑えて優勝。4戦3勝とし春シーズンを終えた。

秋は菊花賞を目標に京都新聞杯で始動。松永幹夫騎手とのコンビで5番人気だったが、ダービー馬スペシャルウィークの前に1.0秒差をつけられ7着に完敗。
菊花賞では15番人気14着とまったくいいところなくレースを終えた。

その後は中距離路線へと戻り、以降はすべて芝の1800m~2000mを使われることになる。
京阪杯を4番人気4着、明けて5歳初戦の京都金杯を5番人気6着とまずまずのレースを見せた。

2月の中京記念(芝2000)をエリモエクセルから1/2馬身差の2着に健闘すると、中山記念もキングヘイロー、ダイワテキサスら強豪を相手に3着に入り、重賞制覇が視界に入ってきた。

次走の小倉大賞典では1番人気に支持されたが、直線伸びきれずにスエヒロコマンダーの4着に敗れた。

その後は休養に入り6歳7月の準OP・垂水Sで復帰。このレースを2着としまずまずのスタートを切ったがその後脚部不安を発症し再度休養に入る。
復帰は翌年、7歳の5月となった。
復帰戦の下鴨Sを2着とすると、続くスポニチサマーSを後続に4馬身差をつける圧勝で復活。4歳6月のやまももS以来約3年ぶりの勝利となった。

OPに返り咲き、向かった新潟記念は単勝1番人気での出走となった。
好位に取りつくと上がり3Fはメンバー最速となる34.4秒で伸び、2着エアスマップに1.1/4馬身差をつける快勝で重賞初制覇を飾った。

2連勝で重賞制覇し、秋の飛躍が期待されたサンプレイスだったが、右前脚に屈腱炎を発症。現役続行は断念され同年11月に登録を抹消された。

■引退後
現役引退後は02年から千葉県の軽種馬協会下総種馬場で種牡馬入り。
重賞勝ちは新潟記念の1勝のみ、繋養先も千葉県ということで種付け頭数は少なく、初年度産駒は16頭。その後は32頭、12頭。翌年も7頭に種付けをしたが、2005年6月に繋養先で疝痛のため死んだ。

初年度産駒のリメインオブザサンが2戦目の未勝利戦を勝ち上がり産駒初勝利。その後もリメインオブザサンは500万特別、1000万特別を勝って計3勝を挙げた。
しかし、その後産駒は勝ち上がりがることなく、結局中央ではリメインオブザサンの3勝のみであった。

2012.8.27
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