★毎年予想するうえで悩まされる芝からの転向馬。今年はカレンブラックヒル、ガルボが参戦する。特にカレンブラックヒルは1番人気もありえるだけに悩ましい存在だ。
過去にもフェブラリーSがダート初挑戦で砕け散った例は多数ある。近年の凡走馬は、、
・2012年グランプリボス
朝日杯FS、NHKマイルCと芝マイルG1・2勝もダート初町背苑で惨敗。6番人気12着。
・2012年スマイルジャック
東京新聞杯など芝の重賞3勝馬も初ダートは厳しく14番人気14着。
・2010年リーチザクラウン
クラシックではダービー2着、菊花賞5着。JC9着、有馬記念13着からの参戦だったがマイル適正が買われ4番人気に支持されるも10着に惨敗。
・2010年ローレルゲレイロ
前年に高松宮記念、スプリンターズSを制したスプリンター。果敢にハナを奪うも直線失速。8番人気7着。
・2010年レッドスパーダ
ニューイヤーS、東京新聞杯と芝のマイル戦を連勝して参戦。3番手に取りつくも直線沈む。3番人気12着。
・2010年ザレマ
京都牝馬S3着からの参戦。牝馬ながら530キロを超す大型馬。13番人気14着。
・2008年ヴィクトリー
前年の皐月賞馬。菊花賞16着、JC18着からの参戦。ハナを奪うも直線失速し8番人気で最下位。
・2007年オレハマッテルゼ
前年の高松宮記念を制したスプリンター。距離も合わず10番人気最下位。
・2005年ヘヴンリーロマンス
前年暮れの阪神牝馬Sで重賞初制覇。ダートは未勝利勝ち以来2年ぶりの参戦で10番人気11着。秋には天皇賞を制す。
逆に芝馬で好走したケースとしては、、
・2005年メイショウボーラー
03年は朝日杯FS2着、04年は皐月賞、NHKマイルC3着など芝で活躍。05年フェブラリーSでG1初制覇となるが、ガーネットS、根岸Sを連勝しての参戦でぶっつけではなかった。
・2003年イーグルカフェ
2000年NHKマイルC覇者。03年フェブラリーSで3着に好走する。ただし、前年のJCダートを制するなど芝・ダート問わずに走っていた。
・2002年アグネスデジタル
前年、芝のG1・天皇賞(秋)、香港G1・香港Cを制しての参戦。1番人気に応え優勝。ただし、全日本3歳優駿、名古屋GP、ユニコーンS、南部杯、日本テレビ盃を制するなど、芝ダート問わずに活躍していた。
純粋にダート初挑戦で好走した例は2001年3着のトゥザヴィクトリーくらい。
カレンブラックヒルには厳しいデータしかないが、過去のジンクスを打ち破り戴冠なるのか。