★17日東京で行われたフェブラリーS(4歳上・G1・ダ1600)は浜中騎手騎乗の3番人気グレープブランデー(牡5・マンハッタンカフェ)が中団追走から直線伸び、先に抜け出した9番人気エスポワールシチーに3/4馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着に7番人気ワンダーアキュート。1番人気に推されたカレンブラックヒルはスタート合わず中団からのレースとなると直線ずるずる後退し15着に大敗した。
勝ったグレープブランデーは前走の東海Sで11年7月のジャパンダートダービー以来となる重賞2勝目を挙げていた。通算16戦7勝(重賞3勝)。
1.グレープブランデー 1.35.1
2.エスポワールシチー 3/4
3.ワンダーアキュート クビ
4.セイクリムズン 3/4
5.シルクフォーチュン クビ
6.マルカフリート ハナ
7.テスタマッタ ハナ
8.ダノンカモン 1.1/4
9.ナムラタイタン 2.1/2
10.ガンジス 2.1/2
11.ガルボ クビ
12.イジゲン クビ
13.エーシンウェズン 1.3/4
14.タイセイレジェンド ハナ
15.カレンブラックヒル 6
16.ヤマニンキングリー 2
★フェブラリーS前売り単勝オッズ
カレンブラックヒル 2.8
イジゲン 6.9
グレープブランデー 7.7
シルクフォーチュン 8.8
ガンジス 9.5
テスタマッタ 10.0
ワンダーアキュート 10.7
ナムラタイタン 15.5
エスポワールシチー 24.8
ガルボ 30.5
ダノンカモン 56.4
エーシンウェズン 77.1
マルカフリート 81.3
ヤマニンキングリー 94.4
タイセイレジェンド 99.8
セイクリムズン 119.3
★フェブラリーSの枠順が確定した。
1-1 マルカフリート(牡7、福永祐一)
1-2 グレープブランデー(牡5、浜中俊)
2-3 セイクリムズン(牡7、藤岡佑介)
2-4 ナムラタイタン(牡7、太宰啓介)
3-5 タイセイレジェンド(牡6、田辺裕信)
3-6 エスポワールシチー(牡8、松岡正海)
4-7 ガンジス(牡4、内田博幸)
4-8 イジゲン(牡4、F.ベリー)
5-9 ヤマニンキングリー(牡8、武豊)
5-10 ワンダーアキュート(牡7、和田竜二)
6-11 カレンブラックヒル(牡4、秋山真一郎)
6-12 ダノンカモン(牡7、W.ビュイック)
7-13 エーシンウェズン(牡6、蛯名正義)
7-14 テスタマッタ(牡7、岩田康誠)
8-15 ガルボ(牡6、石橋脩)
8-16 シルクフォーチュン(牡7、横山典弘)
★佐賀記念を勝ち、中5日でフェブラリーSへの参戦を検討中だったホッコータルマエだが、回避が決定した。今後は名古屋大賞典へ。
★毎年予想するうえで悩まされる芝からの転向馬。今年はカレンブラックヒル、ガルボが参戦する。特にカレンブラックヒルは1番人気もありえるだけに悩ましい存在だ。
過去にもフェブラリーSがダート初挑戦で砕け散った例は多数ある。近年の凡走馬は、、
・2012年グランプリボス
朝日杯FS、NHKマイルCと芝マイルG1・2勝もダート初町背苑で惨敗。6番人気12着。
・2012年スマイルジャック
東京新聞杯など芝の重賞3勝馬も初ダートは厳しく14番人気14着。
・2010年リーチザクラウン
クラシックではダービー2着、菊花賞5着。JC9着、有馬記念13着からの参戦だったがマイル適正が買われ4番人気に支持されるも10着に惨敗。
・2010年ローレルゲレイロ
前年に高松宮記念、スプリンターズSを制したスプリンター。果敢にハナを奪うも直線失速。8番人気7着。
・2010年レッドスパーダ
ニューイヤーS、東京新聞杯と芝のマイル戦を連勝して参戦。3番手に取りつくも直線沈む。3番人気12着。
・2010年ザレマ
京都牝馬S3着からの参戦。牝馬ながら530キロを超す大型馬。13番人気14着。
・2008年ヴィクトリー
前年の皐月賞馬。菊花賞16着、JC18着からの参戦。ハナを奪うも直線失速し8番人気で最下位。
・2007年オレハマッテルゼ
前年の高松宮記念を制したスプリンター。距離も合わず10番人気最下位。
・2005年ヘヴンリーロマンス
前年暮れの阪神牝馬Sで重賞初制覇。ダートは未勝利勝ち以来2年ぶりの参戦で10番人気11着。秋には天皇賞を制す。
逆に芝馬で好走したケースとしては、、
・2005年メイショウボーラー
03年は朝日杯FS2着、04年は皐月賞、NHKマイルC3着など芝で活躍。05年フェブラリーSでG1初制覇となるが、ガーネットS、根岸Sを連勝しての参戦でぶっつけではなかった。
・2003年イーグルカフェ
2000年NHKマイルC覇者。03年フェブラリーSで3着に好走する。ただし、前年のJCダートを制するなど芝・ダート問わずに走っていた。
・2002年アグネスデジタル
前年、芝のG1・天皇賞(秋)、香港G1・香港Cを制しての参戦。1番人気に応え優勝。ただし、全日本3歳優駿、名古屋GP、ユニコーンS、南部杯、日本テレビ盃を制するなど、芝ダート問わずに活躍していた。
純粋にダート初挑戦で好走した例は2001年3着のトゥザヴィクトリーくらい。
カレンブラックヒルには厳しいデータしかないが、過去のジンクスを打ち破り戴冠なるのか。
★フェブラリーS過去10年のレース傾向
▼単勝1番人気は【7・0・1・2】と勝率7割。逆に2番人気馬は【0・2・2・6】と1着がない。8番人気以降の連対馬はないが、6,7番人気馬が2勝2着1回。馬券は1番人気を中心に中穴までが過去の傾向となる。
⇒今年は人気が割れそうだ。ダート初参戦のカレンブラックヒルをはじめ、東海ステークスVのグレープブランデー、川崎記念2着から中1週のワンダーアキュート、カペラステークスVのシルクフォーチュンあたりが人気か。
▼世代別では4,5歳馬がそれぞれ4勝ずつ。7歳以上の馬は2着3回あるものの1着はゼロ。若い世代から新チャンピオンが出る可能性も高い。
⇒エスポワールシチー、アドバンスウェイ、シルクフォーチュン、セイクリムズン、ダノンカモン、テスタマッタ、ナムラタイタン、ヤマニンキングリー、ワンダーアキュートら古豪には苦しいデータ。
▼前走のレース別ではJCダート組が4勝でトップ。その他東京大賞典、根岸S組が2勝ずつ、平安S、川崎記念組が1勝ずつ。その他のレースからは2着が1回のみ。ただし平安S組は近年苦戦が続いており、2007年優勝のサンライズバッカス以来3着以内がない。
⇒12月のカペラS以来となるシルクフォーチュンには厳しいデータ。東海S組は開催日程が変更されたため参考外。
▼連対馬20頭のうち、ダート重賞未勝利だったのは2003年ビワシンセイキのみ。連対19頭中12頭はダート重賞2勝以上だった。
⇒毎年のことながら、芝から転戦する馬は減点。今年はカレンブラックヒル、ガルボが該当。その他ガンジス、グランドシチー、ダノンカモン、マルカフリートらも重賞勝利はない。
★フェブラリーSプレレーティングが発表された。上位馬は以下の通り。
カレンブラックヒル 117
テスタマッタ 116
エスポワールシチー 115
ワンダーアキュート 115
シルクフォーチュン 112
タイセイレジェンド 112
ガルボ 112
セイクリムズン 111
イジゲン 110
ダノンカモン 110
ガンジス 109
ナムラタイタン 109
ホッコータルマエ 109
ヤマニンキングリー 107
アドマイヤロイヤル 105
グランドシチー 105
グレープブランデー 105
★川崎記念2着のワンダーアキュートはフェブラリーS(2/17・東京)に参戦する。
★東京新聞杯8着のガルボはフェブラリーSに出走する見込み。
★フェブラリーSのレーティングが発表された。上位馬は以下の通り。なお、レーティング上位5頭は優先出走ができる。
テスタマッタ 116
ワンダーアキュート 115
エスポワールシチー 115
カレンブラックヒル 115
タイセイレジェンド 112
シルクフォーチュン 112
セイクリムズン 111
グレープブランデー 110
イジゲン 110
ダノンカモン 110
ガルボ 110
★フェブラリーS登録馬
アドバンスウェイ 57.0
アドマイヤロイヤル 57.0
イジゲン 57.0
エスポワールシチー 57.0
エーシンウェズン 57.0
ガルボ 57.0
カレンブラックヒル 57.0
ガンジス 57.0
グランドシチー 57.0
グレープブランデー 57.0
ケイアイテンジン 57.0
コウセイコタロウ 57.0
シルクフォーチュン 57.0
スティールパス 55.0
セイクリムズン 57.0
タイセイレジェンド 57.0
ダノンカモン 57.0
テスタマッタ 57.0
ナムラタイタン 57.0
ホッコータルマエ 57.0
マルカフリート 57.0
メイショウツチヤマ 57.0
ヤマニンキングリー 57.0
ワンダーアキュート 57.0
★根岸S6着のテスタマッタは岩田騎手とのコンビでフェブラリーS(2/17・東京)連覇を狙う。前走はマクドノー騎手が騎乗していた。
★イジゲンはベリー騎手とのコンビでフェブラリーS(2/17・東京)へ。ムーア騎手とのコンビで武蔵野Sを勝ち、その後挑んだJCダートは4番人気に支持されるも15着に大敗していた。
★天皇賞・秋5着のカレンブラックヒルはフェブラリーS(2/17・東京)への参戦が決まった。
昨年1月のデビューから10月の毎日王冠まで5連勝を飾ったが、天皇賞・秋で5着と初黒星。今回は初のダート戦となる。
★東海Sを勝ったグレープブランデーはルメール騎手の短期免許期間が切れるため、浜中騎手とのコンビでフェブラリーS(2/17・東京)へ。
★大和Sを勝ったマルカフリートは引き続き福永騎手でフェブラリーS(2/17・東京)へ
★天皇賞・秋5着のカレンブラックヒルの次走はフェブラリーS(2/17・東京)が濃厚。
★JCダート15着のイジゲンはフェブラリーSへ。
★東海S5着のグランドシチーはフェブラリーSへ。
★東海S2着のナムラタイタンはフェブラリーS(2/17・東京)へ。
★東海S3着のホッコータルマエは幸騎手で、10着のヤマニンキングリーは武豊騎手とのコンビでフェブラリーSへ。
★東京大賞典を制したローマンレジェンドは予定していたフェブラリーSを自重する。
★大和Sを勝ったマルカフリートはフェブラリーS(2/17・東京)へ。
★JBCクラシック5着以来のテスタマッタは根岸SからフェブラリーSへ。
★東京大賞典5着のエスポワールシチーはフェブラリーS(2/17・東京)へ。
★JCダートを制したニホンピロアワーズはフェブラリーSには使わない予定。
★天皇賞・秋5着のカレンブラックヒルはダート挑戦プランもあり、フェブラリーS(2/17・東京)か中山記念(2/24・中山)で始動する見込み。
今週のマル秘予想
フェブラリーステークス2012年競馬予想情報無料&レース結果速報
★19日東京で行われたフェブラリーS(4歳上・G1・ダ1600 )は岩田騎手騎乗の7番人気テスタマッタ(牡6・父Tapit)が後方追走から直線鋭く伸び、4番人気シルクフォーチュンに2馬身差をつけ優勝。さらに3/4馬身差の3着に2番人気ワンダーアキュート。1番人気トランセンドは7着、3番人気エスポワールシチーは5着。
勝ったテスタマッタは通算24戦6勝で09年ジャパンダートダービー以来のG1制覇。
1.テスタマッタ 1.35.4
2.シルクフォーチュン 2
3.ワンダーアキュート 3/4
4.ダノンカモン ハナ
5.エスポワールシチー 1
6.タガノロックオン 2.1/2
7.トランセンド 1.1/2
8.ケイアイテンジン クビ
9.ヤマニンキングリー 1/2
10.ライブコンサート 1/2
11.ヒラボクワイルド 1
12.グランプリボス ハナ
13.トウショウカズン 3/4
14.スマイルジャック 5
15.セイクリムズン 3/4
16.ナイキマドリード クビ
★フェブラリーS前売り単勝オッズ
トランセンド 1.6
ワンダーアキュート 6.6
エスポワールシチー 7.9
シルクフォーチュン 12.8
ダノンカモン 14.4
グランプリボス 17.5
テスタマッタ 33.2
ヤマニンキングリー 42.4
トウショウカズン 53.3
タガノロックオン 85.7
ナイキマドリード 115.5
ケイアイテンジン 122.2
スマイルジャック 131.6
ヒラボクワイルド 141.9
セイクリムズン 154.7
ライブコンサート 251.9
★フェブラリーSの枠順が確定。
1-1 ナイキマドリード(牡6、戸崎圭太)
1-2 タガノロックオン(牡4、田辺裕信)
2-3 シルクフォーチュン(牡6、藤岡康太)
2-4 スマイルジャック(牡7、丸山元気)
3-5 ヒラボクワイルド(牡6、幸英明)
3-6 ケイアイテンジン(牡6、後藤浩輝)
4-7 ヤマニンキングリー(牡7、C.デムーロ)
4-8 セイクリムズン(牡6、吉田隼人)
5-9 エスポワールシチー(牡7、武豊)
5-10 ワンダーアキュート(牡6、和田 竜二)
6-11 ダノンカモン(牡6、福永祐一)
6-12 ライブコンサート(セン8、蛯名 正義)
7-13 グランプリボス(牡4、内田博幸)
7-14 トウショウカズン(牡5、川田将雅)
8-15 トランセンド(牡6、藤田伸二)
8-16 テスタマッタ(牡6、岩田康誠)
★フェブラリーS出走予定馬調教後馬体重増減は以下の通り。※左が馬体重、右が前走馬体重。
エスポワールシチー 510 506
グランプリボス 526 518
ケイアイテンジン 486 486
シルクフォーチュン 478 470
スマイルジャック 494 496
セイクリムズン 518 520
タガノロックオン 520 520
ダノンカモン 544 530
テスタマッタ 500 502
トウショウカズン 538 538
トランセンド 528 520
ナイキマドリード 482 483
ヒラボクワイルド 502 496
ヤマニンキングリー 516 501
ライブコンサート 480 476
ワンダーアキュート 530 508
★フェブラリーSに登録のあるトウショウフリークは回避し、洛陽S(2/19・京都)へ回る。
★フェブラリーSに登録のあるヒラボクキングは蹄冠炎症のため回避する。
★エスポワールシチーとの新コンビでフェブラリーS制覇を狙う武豊騎手はダートG1・32勝を挙げている(中央7勝、交流戦25勝)。2位は内田騎手で11勝とダートG1では圧倒的な成績を収めている。
★昨年の覇者トランセンドは順調に調整が進められている。こちらも勝てば史上初の連覇となるが、00年以降、7頭が連覇に挑戦し【0・1・2・4】と01年ウイングアローの2着が最高となっている。
★フェブラリーSに登録したスマイルジャックの参戦が決定。丸山騎手との新コンビで挑む。
★東京新聞杯16着のスマイルジャックはフェブラリーSに登録があるものの出否については未定。
★フェブラリーSに登録した馬のレーティング上位馬は以下の通り。
トランセンド 121
ワンダーアキュート 115
エスポワールシチー 115
ダノンカモン 115
シルクフォーチュン 114
テスタマッタ 112
グランプリボス 112
スマイルジャック 112
セイクリムズン 111
★佐藤哲騎手の負傷によりエスポワールシチーに代打騎乗が決まった武豊騎手は、9日の1週前追い切りに騎乗し感触を確かめる予定。
★フェブラリーS登録馬
エスポワールシチー 57.0
エベレストオー 57.0
グランプリボス 57.0
ケイアイテンジン 57.0
シルクシュナイダー 57.0
シルクフォーチュン 57.0
スマイルジャック 57.0
セイクリムズン 57.0
タガノロックオン 57.0
ダノンカモン 57.0
テスタマッタ 57.0
トウショウカズン 57.0
トウショウフリーク 57.0
トランセンド 57.0
ナイキマドリード 57.0
ナニハトモアレ 57.0
ヒラボクキング 57.0
ヒラボクワイルド 57.0
ヤマニンキングリー 57.0
ライブコンサート 57.0
レッドヴァンクール 57.0
ワンダーアキュート 57.0
★根岸S2着のトウショウカズン、5着のダノンカモン、6着のセイクリムズン、15着のフェラーリピサはフェブラリーS(2/19・東京)へ。
★根岸Sを勝ったシルクフォーチュンはフェブラリーS(2/19・東京)へ。
★阪神C2着のグランプリボスは内田騎手との新コンビでフェブラリーS(2/19・東京)へ。
★平安S3着のシルクシュナイダーはフェブラリーS(2/19・東京)へ。
★平安S2着のエスポワールシチーはフェブラリーS(2/19・東京)へ。
★JCダート6着のミラクルレジェンドはフェブラリーS(2/19・東京)へ。
★グランプリボスは内田騎手との新コンビでフェブラリーS(2/19・東京)へ。ダートは初挑戦となる。その後はドバイデューティフリー(3/31・メイダン)を視野に。また同厩舎のマカニビスティーは親切のドバイゴールドC(G3・芝3200)、ゲンテン、ガンジスはUAEダービー(G2・AW1900)を検討している。
★東京大賞典2着のワンダーアキュートはフェブラリーS(2/19・東京)へ。
★JCダート3着のエスポワールシチーは東京大賞典(12/29・大井)を視野に入れるが、平安S(1/22・京都)からフェブラリーS(2/19・東京)の可能性も。
★JCダート連覇を達成したトランセンドは来年はフェブラリーSから昨年2着に敗れたドバイワールドカップを目指す予定。
★武蔵野S3着のアドマイヤロイヤルは休養へ。年明けは根岸SからフェブラリーSを視野に。