競馬情報ニュース2015/7/30

今週の重賞予想

  • ★ウオッカの3番仔となるタニノアーバンシー(牝2)が今週デビューする。

    出展:blogs.yahoo.co.jp
    2008年、2009年と2年連続JRA年度代表馬に輝いた名牝ウオッカ。母としてはまだ結果を出せていないが3番仔が今週デビューを迎える。母に初勝利をささげるか。

    ウオッカの現役時代

    ウオッカの父はタニノギムレット。
    2006年10月にデビューし、3戦目の阪神JFでG1初制覇。
    3歳になり、エルフィンS、チューリップ賞を完勝したが桜花賞でダイワスカーレットの2着に敗れる。
    その後はオークスではなく牡馬相手の日本ダービーへと駒を進めると、1943年クリフジ以来史上3頭目となる牝馬によるダービー制覇を成し遂げた。

    その後も3歳にして宝塚記念に参戦。稍重も影響し8着に敗れたが果敢な挑戦だった。

    秋は3歳牝馬同士の秋華賞でまさかの3着に敗れ、エリザベス女王杯は出走取り消し。その後は古馬に挑むもジャパンC4着、有馬記念11着と歯車の狂ったまま2007年シーズンを終えた。

    古馬となってからは武豊騎手との新コンビでドバイDFにも挑戦し4着。
    帰国初戦のヴィクトリアマイルでも2着に惜敗したが、続く安田記念を制してダービー以来となるG1・3勝目を挙げた。
    この年は天皇賞・秋も制して年度代表馬に選出された。

    2009年もドバイへ遠征したが結果を残せなかった。
    帰国後はヴィクトリアマイルを圧勝して前年の借りを返すと続く安田記念も制して連覇を果たした。
    連覇を狙った天皇賞・秋は3着に敗れたが、ジャパンCを制してG1・7勝目を挙げた。

    翌年も現役を続行し3年連続でドバイへ渡ったが、前哨戦の後に鼻出血を発症して現役引退が決まった。

    母としてのウオッカ

    現役引退後はアイルランドに渡り繁殖生活に入る。
    2010年から繁殖生活をはじめ、3年連続でシーザスターズと交配した。
    初仔はテレビ番組で名前を募集され、ボラーレ(牡)に決定。580キロの超大型馬で仕上げに時間がかかり、デビューは3歳3月となった。ダート戦で3.3秒差の7着に終わると、2戦目も5.3秒差の15着に惨敗。立て直しのため休養に入ったが、その後疝痛により残念ながら死んだ。

    2番仔はケースバイケース(牝)と名づけられた。こちらも500キロ前後の大型馬で昨年11月のデビューから6戦して2着が最高と、まだ勝利を挙げられていない。

    そして3番仔がタニノアーバンシー(牝)。
    けいこでは古馬準OPを相手に先着するなど順調な仕上がり。兄姉と比較してやや小さめで480キロ前後でのデビューになりそうなタニノアーバンシー。瞬発力勝負になると分が悪いかもしれないが持久力を活かせる展開になればVも見えてくる。
    注目のデビューは日曜新潟の1600m戦だ。

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