競馬情報ニュース2015/10/5

今週の重賞予想

  • ★屈腱炎を発症し現役引退、種牡馬入りが発表されていたキズナの繋養先が社台スタリオンステーションに決まった。

    出展:shadaitc.co.jp
    キズナを加えさらに強力なラインアップとなった社台スタリオンステーション。

    社台スタリオンステーションラインアップ

    有力種牡馬はほぼここに繋養されていると言っても過言ではない社台スタリオンステーション。繁殖の質を考えればキズナからしてももちろん、社台からしてもディープインパクトの後継としてキズナはどうしても欲しかったはずだ。
    ライバルも数多い社台スタリオンステーションだがキズナが初年度で多数の繁殖を集めるのは間違いないだろう。
    そのライバルにもなる種牡馬はズラリ現時点で29頭いる。
    種牡馬 2014種付け頭数
    エイシンフラッシュ キングズベスト 204
    エピファネイア シンボリクリスエス -
    オルフェーヴル ステイゴールド 244
    カジノドライヴ Mineshaft -
    キャプテントゥーレ アグネスタキオン 41
    キングカメハメハ Kingmanbo 143
    キンシャサノキセキ フジキセキ 125
    クロフネ フレンチデピュティ 140
    ゴールドアリュール サンデーサイレンス 188
    シンボリクリスエス Kris S 133
    ジャスタウェイ ハーツクライ -
    スマートファルコン ゴールドアリュール 135
    ゼンノロブロイ サンデーサイレンス 103
    ダイワメジャー サンデーサイレンス 127
    ダノンシャンティ フジキセキ 86
    ダンスインザダーク サンデーサイレンス 15
    ディープインパクト サンデーサイレンス 255
    ディープブリランテ ディープインパクト 170
    ドリームジャーニー ステイゴールド 56
    ネオユニヴァース サンデーサイレンス 106
    ハーツクライ サンデーサイレンス 246
    ファルブラヴ FairyKing 4
    フェノーメノ ステイゴールド -
    フジキセキ サンデーサイレンス -
    フレンチデピュティ DeputyMinister 42
    ベルシャザール キングカメハメハ -
    ルーラーシップ キングカメハメハ 230
    ロードカナロア キングカメハメハ 250
    ヴィクトワールピサ ネオユニヴァース 132

    ご覧の通りで産駒の活躍ぶりからすると意外なのがディープインパクトの後継としてはディープブリランテのみということである。キズナへの期待度は言わずもがなでまず200頭は超えてくるはずだ。
    古馬になってからは怪我の影響でその走りは未知数な部分も多いキズナ。その可能性はどのくらいあるのだろうか。

    キズナの可能性

    父はリーディングサイアー・ディープインパクト、母キャットクイルの父はStormCat。この配合は今年のクラシック戦線を沸かせたリアルスティールをはじめ、ラキシス、アユサンなど活躍馬を多く輩出していることで知られる。また、半姉には桜花賞馬ファレノプシスもおり母系も申し分ない。
    ディープインパクト×StormCatの配合は末脚の切れに共通した点を持っており、キズナも同様にスピードに富んだ走りが持ち味だった。

    不安要素もまたその良血にある。
    父系のSS~ディープインパクト系、母系のノーザンダンサー系と主要な流れを共に持ってしまっているため質の高い繁殖に限りがある。SS系をつける繁殖はキズナでなく、結果の出ているディープインパクトをつけるケースが多いだろう。
    限られた良血繁殖でいかに結果を出すかが重要になる。
    ただ、今後はキングカメハメハ、母父SS系が増えてくるためこの辺の牝馬をどのくらい確保できるかも大きなポイントとなるだろう。また社台は頻繁に海外の良血繁殖を購入しており、そこもターゲットになってくる。

    長所・短所あるが、ドラマを持ったキズナならやってくれるのではないか。そう期待してしまう何かがある。初年度産駒のデビューは2019年。東京オリンピックが行われる年のダービーに初年度産駒は何頭出走してくるのであろうか。

今週のマル秘予想