競馬情報ニュース2015/7/15
今週の重賞予想
- ★今週の重賞は1レース。19日に函館競馬場で函館記念(G3・芝2000)が行われる。
出展:jra.go.jp
過去10年の函館記念では1番人気馬が1勝のみとハンデ戦らしい傾向が出ている。伏兵の台頭に要注意の一戦だ。
洋芝適正がポイント
北海道シリーズでポイントになるのが洋芝適性。2005年~2007年にかけて函館記念3連覇を達成したエリモハリアーに代表されるようにコース適性が重要になる。ちなみにエリモハリアーは8歳となった08年にも4着と好走している。
エリモハリアーもニジンスキーからくる血統だったが、やはりスタミナ型の血が要求される。ロベルト系のマヤノトップガン(キングトップガン、マヤノライジンなど)、リファール系(ラブイズブーシェ、アンコイルド、ミッキーパンプキンなど)は活躍が目立つ。
勢力図は?
▼エアソミュール(牡6)
ジャングルポケット×サンデーサイレンス
08年に函館記念を勝ったトーセンキャプテンと同じ配合。父ジャングルポケットは新馬-札幌3歳Sを連勝しているように血統的に問題はない。しかし気性が前向きで踏ん張りがきかないレースが多くスタミナに不安が残る。北海道シリーズは4戦して巴賞を勝っているが重賞では厳しい結果となっている。
▼マイネルミラノ(牡5)
ステイゴールド×PolishPrecedent
母父PolishPrecedentはDanzig~NorthernDancerからくる血脈。前走巴賞が初めての洋芝だったが重賞でも活躍するレッドレイヴンに2馬身半差をつける完勝。近年は巴賞組みから好走馬が出ていないのが懸念されるが上位進出は十分可能。
▼デウスウルト(セン7)
キングカメハメハ×サンデーサイレンス
言わずと知れた配合で馬場・距離はオールマイティにこなす。キングカメハメハ産駒は過去の函館記念では目立った活躍がないが、パワー型配合でマイナスはない。ここ2戦はふがいないレースだが調子を取り戻しさえすればG3なら通用する力はある。
▼ラブイズブーシェ(牡6)
マンハッタンカフェ×メジロマックイーン
昨年の覇者で血統的背景は申し分ない。昨年は天皇賞・秋でも4着に好走するなど力を見せたが、それ以降が4戦してすべて2ケタ着順。適性はピッタリだが既に終わっている可能性も高い。
▼レッドレイヴン(牡5)
SmartStrike×SilverHawk
NorthernDancerとRoberto系の掛け合わせでスピードとパワーのバランスがとれている。重賞ではワンパンチ足らないところがあるため連下までか。
▼ダービーフィズ(牡5)
ジャングルポケット×サンデーサイレンス
1番人気が予想されるエアソミュールと同じ配合。こちらは母がマンハッタンカフェの全妹で半姉にクイーンSを勝ったアプリコットフィズと、より魅力的な血統背景となっている。ゲートが不安定だがぽんと出れば面白い。
今週のマル秘予想